本当は銀さんの所に行く予定だったけど、
そんな気分じゃなくなって。
私は、屯所に帰った。
私の部屋の戸を開けると、総悟がいた。
何してるの?
そらぁ、こっちのセリフでぃ。
総悟は険しい顔をしていた。
もしかして、......
さっきの見てた?
偶然目にしただけでっさ。
お前、あいつが何者
なのか知ってやすかぃ?
ただの攘夷志士じゃないの?
先日の事件の黒幕にして、
将軍暗殺を企てる過激派
攘夷志士高杉晋助でっさ。
.....知らなかった。
ま、顔は広まってねえし。1度も
見た事ないんじゃ仕方ない。
けど、お前。思っただろ。
『捕まえたくない』って。
総悟には私の心の中なんてお見通しなのかな。
そんな甘い考えは捨てな。
今の世の中、何が正しい
なんて俺らにもわかんねぇ。
もしかしたら、あの人の
方が正しいかもしれない?
総悟は私の質問に返事をせず、
私の部屋を出ていった。
将軍に仕えている真選組も、
その将軍が正しいかなんて分からないんだ。
私たちは何を守るべきなのか。
総悟。
私は部屋を出た総悟を追いかけた。
なんでぃ?
私は、元々将軍も守るためじゃなくて。
困っている市民を救うために来た。
だから、私がする事は1つ。
困っている人を助ける。
場合によっては、攘夷志士でも。
俺は近藤さんを守るためにここに居る。
だから、俺はお前の考えに。
どうこう言える立場じゃねぇ。
ただし、意志をまげんじゃねぇぞ。
うん。
総悟はそう言って、どこかへ行ってしまった。
でも、最後なぜか笑ってた。
私らしい、とか思ったのかな。
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