ため息をついてから荷詰め作業を開始した。
珍しく今日は仕事がoffで、1日くつろげるー!なんて思っていたらこの家ともおさらばなんて。
聞いていなさすぎる…
クッションを防音代わりに叫ぶがもう引き返しようがない。
マンションの隅で叫ぶ自分が馬鹿らしく思えてくる終いだ。
悩みがありすぎてほんとに、困る…
女になりたくないのは事実でも格好等が女の方が楽なのもまたもや事実。
なんて、言いながら男用のちっさい服をキャリーケースにバンバン詰め込んでいく。
そんなことを呟いたと同時に電話がなった。
そこには「恵比寿」の文字。
ひとまず男性側の意見が聞けることに感謝。なんか、困ったことあったら助けてもらお…なんて、考えたのは秘密。
荷詰め作業を再開して10分くらい経った時にインターフォンがなった。
どうも同じマンションの人達が蓮で騒ぎ始めているらしい。インターフォンでもそれっぽい声が聞こえてきた。
それから2分。部屋のインターフォンがなった。
そう、俺はダボT1枚のみ着ている状態。ダルすぎてこれしか着てなかったのだ。
笑って流そうとした時だった。
ジリジリと距離を詰めてくる蓮。
逃げようと思って後ろに下がっていくと、壁。
横には蓮の大きな手。
思ってもみなかった言葉に正直びっくりしていた。
だけど俺の意思を尊重してくれる蓮はほんとに優しいと思う。
その後は蓮に色々アドバイスしてもらって、((めめがアドバイスしても汚くならへん?By向井
その意見?アドバイス?を元に荷詰めして、何とか終わらせることが出来た。
いよいよ明日から地獄ライフが始まるのだとやっと今実感した。
読み逃げ厳禁!ダメですよ!笑
無理にとは言わないのでほんと既読感覚でいいね下さい!最近いいねが多くて嬉しいです😭💗
シェアハウスどんな風になるのか楽しみにしておいて下さい!
くるむ。☁️✨
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。