無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

46
2021/07/02

第24話

イケナイ太陽「灰色と青」
川上
川上
袖丈が覚束ない夏の終わり
明け方の電車に揺られて
思い出した
懐かしいあの風景
川上
川上
たくさんの遠回りを繰り返して
同じような街並みがただ
通り過ぎた
窓に僕が映ってる
川上
川上
君は今も あの頃みたいに いるのだろうか
ひしゃげて曲がった あの自転車で走り回った
馬鹿馬鹿しい綱渡り
膝に滲んだ血
今はなんだか ひどく虚しい
川上
川上
どれだけ背丈が 変わろうとも
変わらない何かが ありますよに
くだらない面影に 励まされ
川上
川上
今も歌う 今も歌う 今も歌う
LALALA LALALA LALALA
伊沢
伊沢
忙しなく街を走るタクシーに
ぼんやりと背負われたまま
くしゃみをした
窓の外を眺める
伊沢
伊沢
心から震えたあの瞬間に
もう一度出会えたらいいと
強く思う
忘れる事はないんだ
伊沢
伊沢
君は今も あの頃みたいに いるのだろうか
靴を片方 茂みに落として 探し回った
何があろうと僕らは
きっと上手くいくと
無邪気に笑えた
日々を憶えている
伊沢
伊沢
どれだけ無様に 傷つこうとも
終わらない毎日に 花束を
くだらない面影を 追いかけて
伊沢
伊沢
今も歌う 今も歌う 今も歌う
LALALA LALALA LALALA
伊沢
伊沢
朝日が昇る前の欠けた月を
君もどこかで見てるかな
川上
川上
何故か訳もないのに胸が痛くて
滲む顔 霞む色
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
『川上.....』
「伊沢さん.....」
「今まで、お世話になりました」
『ぁ、あぁ』
『元気でな』
「それじゃあ」
〘また〙
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
イケナイ太陽
どれだけ背丈が変わろうとも
変わらない何かが ありますよに
くだらない面影に 励まされ
イケナイ太陽
今も歌う 今も歌う 今も歌う
LALALA LALALA LALALA
伊沢
伊沢
朝日が昇る前の欠けた月を
君もどこかで見てるかな
川上
川上
何もないと笑える朝日が来て
イケナイ太陽
始まりは青い色