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第9話

1日目-8
稲汰の初恋指南塾を終え、しばらく時間を浪費し、10:30になった。その間、神奈はずっと、伝説について考えていた。そして、3つのことが浮かんだ。
・パートナー → 恋人
・太陽の花の中 → ひまわり畑の中
・光輝く神 → アマテラス様
勿論この3つは神奈の憶測だが、これを神奈は本気で信じこんだ。
(神奈)つまりこの伝説は、『恋人が欲しい人が、ひまわり畑の中に行って、呪文の言葉を唱えて祈れば、アマテラス様に会える』……ってこと?じゃあ、アマテラス様を彼氏にできるチャンス!?
次の瞬間、神奈は稲汰の部屋に全速力で向かった。
バンッ!!!
神奈
なー君っ!!
ノックもしないで、稲汰の部屋のドアを開け放つ。
稲汰
うわぁっ!……神奈ちゃん!?どうしたの?
当たり前だが、稲汰は状況がのみ込めないらしく、驚いた表情を浮かべている。
それにも構う様子を見せず、神奈は勢いに任せて話しだす。
神奈
さっき朝ご飯の時に話してた“伝説”、とても有力な手がかりに気付いたのっ!!一緒に伝説、探してくれない!?
太陽の花の中……つまりひまわり畑は、この町には、昔稲汰と神奈がよく遊んでいた所1つしかないため、まずそこで間違いないだろう。1人でその場所をやみくもに探すより、稲汰と一緒の方が、効率がいいと考えたのだ。
(神奈)頭の回転が遅い私にしては、ナイスアイディアじゃない!?
今まで稲汰が神奈の頼みを断ったことはないので、神奈は安心しきった表情で、稲汰の返事を待っていた。
……が。
稲汰
いくら神奈ちゃんのお願いといえど、それはちょっと……無理かな。
衝撃の答えを返された神奈は、『ピシッ』という効果音がなるのではないかと思わせるほど、表情が固まった。
神奈
なんで……?なー君……。
稲汰
伝説は、1人で探さないと見付けることが出来ないと言われているんだ。神奈ちゃんが本気で見付けたいと思っているのなら、僕が手伝うことは出来ないな……。
神奈はその日のうちに、伝説を探す上での、大きな1つの希望を失ってしまったのであった。