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第21話

2日目-5
ガチャッ
神奈
ただ~いまぁ~
神奈は、気だるそうに家の中に入った。すると、稲汰が2階からかけ降りてきた。
稲汰
あーっ!神奈ちゃん!もー、どこ行ってたのー?
そういう稲汰の声は、少し怒っているかのように尖っている。
神奈
あの、ひまわり畑だよ。急に出ていっちゃってごめんね……?
神奈が上目遣いでこう言うと、稲汰は一瞬声を詰まらせ、ため息をつくと、笑顔で返した。
稲汰
ううん、いいんだ。でも、心配しちゃうから次からはやめてね?
神奈は無邪気な笑顔で頷くと、連れられるままに稲汰の部屋に向かった。
~・~
稲汰
で。ひまわり畑に行ってきたんだっけ?
部屋の中に座ると、稲汰は少し真面目な顔で聞いてきた。
神奈
うん、そうだけど……。急にどうしたの?
神奈は、稲汰に拓と会おうとしていたことがバレたのかと思い、少しヒヤッとした。だが、そんな心配は杞憂だったようだ。
稲汰
本当に神奈ちゃんはひまわりが大好きだよね~!それでさ、ホントは昨日渡すつもりだったんだけど……はい!
そう言って差し出された稲汰の手には、ひまわりのヘアピンが握られていた。
神奈
うわぁっ……、すごくかわいい!
神奈も、思わず感嘆の声を漏らす。
稲汰は、そのヘアピンを神奈の髪につけてあげながら、話した。
稲汰
絶対神奈ちゃんに似合うと思って、買ったんだ。喜んでもらえて嬉しい!!
稲汰の優しい笑顔に目を奪われ、頬を少し染めながら、神奈は一言、紡いだ。
神奈
ありがとうっ……!!