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第45話

4日目-6
光のように去っていった沙那を見送ると、神奈は一言、ポツリと呟く。
神奈
なんか、個性的な妹さんなんだね……
拓はそれを聞くと、少し恥ずかしそうにしながらも、頷いた。
あぁ……あざといっていうか……なんというか……自分のかわいさを自分で知ってて、それを最大限に生かしている様な気がするよ……。わが妹ながら、あいつ、かわいいじゃん?
神奈
うん。……でもさ。〝個性的〟ってところだけでは、拓といい勝負なんじゃない?さすが兄妹!
少しからかうような声音で、拓に言う。
すると拓は、微かに表情を曇らせた。
……まぁ、〝兄妹〟って言っても、双子だからな。どうしても、似るんじゃないか?
拓の表情が急に曇ったことは少し気がかりだったが、それ以上に神奈は驚いてしまった。
神奈
えっ。双子!?……似てないっ!!
思わず真顔で本音が出てしまう。あっ、と思ったときには、先程の曇り顔はどこへ行ったのか、拓がお腹を抱えて大笑いしていた。
ははははっ!!そうだな、似てないよなっ!……俺たち二卵性双生児だから、あんまり似てなくて当たり前なんじゃないかっ?
神奈
あぁ~、なるほど。二卵性双生児……ねぇ……。
そこまで聞いて、神奈はふと思う。
(神奈)ん?拓って、ひまわりのツクモガミだったよね?沙那ちゃんが拓と双子だっていうなら、沙那ちゃんもひまわりのツクモガミってこと……?
……なぁ。いつ聞こうか迷ってたんだけど。
いつの間にか、拓は笑いがおさまっていたようだ。神奈の顔を伺いながら、拓が控えめに声をかけてきた。
稲汰って奴と、お前って……どういう関係なんだ?
神奈
えっ?さっき沙那ちゃんにも言ったじゃん。ただの幼なじみだよ。
意味がわからない問いに、心の中で首を傾げる。すると拓は、頭をグシャグシャッと乱暴に掻き、苦笑いした。
そーゆーんじゃないんだよなぁ……あ゙ーっ……うん。ごめん、質問を変えるよ。稲汰って、どんな奴なんだ?
……全く意味がわからない。質問を変えられても、変えられなくても、それは同じだった。神奈は少し不服ながらも、神奈から見た〝稲汰〟について話し始めた。──