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第41話

4日目-2
楽しい時間は、あっという間に過ぎ去り。気づいたときには、頭上で輝いていたはずの太陽が傾いていた。
神奈
……あっ、そろそろ帰らなきゃ……だね。
本当はずっと一緒にいたいところだが、それが叶わないことは知っている。別れ際にいつも感じる心細さを押さえ込みながら、神奈は拓に声をかけた。
確かに、そうだな。
『じゃあ、また明日な!!』いつもなら、拓はこう言い残し、いつの間にか神奈を置いて消えるようにいなくなってしまう。なのに、今日はなぜか、拓がその言葉を言うことはなくて。
神奈
拓……??
思わず、拓の名前を呼ぶ。拓は、なぜか真剣な表情をしていた。2、3回呼吸を置いて神奈の瞳をまっすぐ見つめると、拓は話しだす。
あのな、神奈……。俺、神奈にちゃんと、伝えなきゃいけないことがある。っていうか、別に隠してたつもりはないんだけど、信じてもらえないし……あんまりはっきり言うことを控えてたんだ。でも、もう、隠さないで伝えるよ。神奈にはちゃんと、知っておいてほしいから。
拓が話し進めていくうちに、神奈の心臓は強く脈打ちだす。気づいてしまったかもしれない。これは、きっと──
(神奈)きっと、告白……!!
そう感じた瞬間、神奈の体温は一気に上昇する。頬がだんだん紅く染まっていくことが、自分でもわかる。
(神奈)気づかないで、気づかないでっ……!
必死に、自分の中の気持ちを押さえながら、神奈は拓の次の言葉を待った。
俺、実はっ……
(神奈)私も、ずっとっ……
ツクモガミなんだ。──ひまわりの。
(神奈)……へっ?……告白じゃ……ない……??
きっと今、神奈は、口をぽかん、とさせて、とてもマヌケな顔を晒していることだろう。それほど、呆気にとられてしまったのだ。次の瞬間には、先程とは違った理由で、体温を上昇させ、頬を真っ赤に染めた。
(神奈)ななななな、なにが『きっと、告白……!!』だよおぉぉぉ!!私バカなの!?自意識過剰なの!?あああ、恥ずかしいぃぃぃぃぃ!!!!!……って、ん?
神奈
ひまわりの……〝ツクモガミ〟……?
拓が発した言葉を、確かめるように繰り返す。でも、意味を噛み締めれば噛み締めるほど、現実味がなくて。
神奈
拓っ、ひまわりのツクモガミって、どういう……
神奈が顔をあげ、拓に言葉の意味を問いかけようとしたときには、拓の姿は消えてしまっていた。