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第43話

4日目-4
次の日、昼。
神奈はいつも通り、ひまわり畑で拓とお話していた。拓にツクモガミのことについてもっと詳しく聞こうと思っていたのに、いつもと変わらない様子の拓を見ていると、なかなか言い出すことができない。
それでも、なんとか聞き出そうとうんうんうなっていたところ、拓に声をかけられた。
神奈、今日、どした?さっきから俺が声をかけても上の空だし、うんうんうなってばかりいるし……。悩み事があるんだったら、話聞くぞ?
どうやら、拓を心配させてしまっていたようだ。悩み事──そう言われてしまうと、何か違うような気がする。
(神奈)私の悩み事として聞きたいんじゃないの……。私はただ、拓のことについてもっとちゃんと知りたいだけ……
神奈
ううん、大丈夫!心配かけて、ごめんね?
少し返答に迷いながらも、神奈は笑顔で返す。
いつもと変わらない様子の拓。いつもと変わらない様子を繕った神奈。
そこに見えない境界線があるように感じてしまうのを、神奈はもどかしく感じた。
──突然、ひまわりの向こうから声が聞こえた。
おにぃ~っ!!どこですかぁ~っ??
とても可愛らしい、女の子の声。
(神奈)おにぃ……?
神奈は、とっさに拓の方を見る。すると、
沙那っ!どうした?お前がこのひまわり畑に来ることなんて、滅多にないだろう?
ひまわりの向こうの一点を見つめながら、聞こえた声に返答していた。神奈がもう1度、拓が見つめている一点に目を移すと……
神奈
……っ!!
思わず息を飲む。なぜなら、そこにたたずんでいたのは、
(神奈)すっごい美少女……!!
神奈と同じくらいの背丈で、長く綺麗な髪をサイドで2つの三つ編みにした、おっとりとしたイメージの美少女だった。
〝沙那〟と呼ばれた彼女は、神奈に視線を移すと、
沙那
はじめまして、神奈さんっ!拓の妹の、西内 沙那です♪
そう言って、見た目とは裏腹に、妖艶に微笑んだ。