無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第2話

1日目-1
プシュ~……ガチャッ
神奈
はぁ~、やっと着いた~!
8月、伊井出神奈は、幼なじみの稲汰の家に遊びに来ていた。右も左も、のどかで同じ風景。スマホの電波も届きにくい場所だが、神奈はこの場所が結構気に入っていた。
ピ~ンポ~ン
稲汰のお母さん
は~い
ガラララ……
神奈
こんにちはー!
稲汰のお母さん
あら、神奈ちゃん!随分早く着いたのね?
そう言って出迎えてくれたのは、稲汰のお母さんだ。この人は、ノーメイクでもとても綺麗で、優しい人。小さい頃から、ずっとお世話になりっぱなしだ。
……そして、もう1人は──
稲汰
神奈ちゃん!久し振り!元気だった?
彼は、沢稲汰。とても頭が良くて真面目な、私の自慢の幼なじみだ。
……そこで、ふと異変に気付いた。
神奈
あれ?なー君、目が赤いよ?寝不足?充血?病気?
見ると、前まで落ち着いた灰色の目をした稲汰の目が、真っ赤に染まっていた。
稲汰は、少し笑いながら、
稲汰
あぁ、これ?カラーコンタクトだよ。こっちの目の方がカッコいいし、神奈ちゃんが褒めてくれるかな~って思って!
神奈
似合ってるけどー……灰色の目の方がなー君らしくて良いと思うけどなぁ……。
稲汰のお母さんは大爆笑。
稲汰のお母さん
だからやめろって言ったのにww
稲汰
そんなぁー……このカラコン結構高かったのに……。
稲汰が半泣き状態になっているのに気付き、慌てて、
神奈
大丈夫!!どんな色の目のなー君もカッコいいよ!
とすかさずフォローする。
それを聞いた稲汰は、いくらか元気を取り戻したようだった。
(神奈)久し振りだな。このやりとり。
懐かしいこの雰囲気に、少し涙が出そうになるのをグッとこらえた。
稲汰のお母さん
さぁ、いつまでも玄関にいるのもなんだから、上がって!朝ごはんできてるわよ♪
神奈
はい!ありがとうございます!
こうして神奈は、稲汰との半年ぶりの再開を終えたのだった。