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第11話

1日目-10
(神奈)リュックに、筆記用具、メモ帳、ハンカチ、ティッシュ、一応財布、折り畳み傘、ウィンドブレーカー!……おばさんに、軽食と水筒を準備してもらった方がいいかな?
学校で遠足に行くときの持ち物を思い出しながら、着々と準備を進めていく。
(神奈)よし、できた!!なんだ、私1人でも探せそうじゃない。
確実に近づいて来ている伝説との距離を感じながら、神奈は満足そうにうなずく。
そして、稲汰のお母さんにこの旨を伝えに、リビングへと向かう。
神奈
おばさん、少しいいですか?……って、あれ?なー君は??
てっきりリビングに居るものだと思っていた稲汰の姿が見当たらず、少し神奈は驚きを見せた。
稲汰のお母さん
あぁ、稲汰?稲汰なら、塾の夏期講習に行ってるよ。それで、私に言いたいことって、何?
(神奈)そういえば、受験が近いから、塾をたくさん入れたってなー君が言ってたっけ……大変そうだなぁ……
そんなことを頭の片隅で考えながら、本題に入る。
神奈
伝説を探しに行こうと思ってるんですけど……、軽食と水筒を用意してもらうことってできますか?
少し差し出がましいお願いだということは重々承知しながら、恐る恐る切り出す。
稲汰のお母さん
今お腹空いてる?
急に間の抜けた質問をされ、驚きながらも質問に答える。
神奈
朝ご飯がいつもより多かったので、あまりお腹は空いていませんが……。なぜですか?
稲汰のお母さんはにっこり微笑んで、
稲汰のお母さん
それなら、用意している昼ご飯を少し食べて、残った分を持っていくといいわ。
と言った。
神奈もとてもいい考えだと思った。
稲汰のお母さん
水筒の中身は何がいい?
と聞かれたため、
神奈
何でも構いませんが、できればお茶がいいです。
と答えた。
少し昼ご飯を食べ、残った分を稲汰のお母さんが用意してくれた小さなお弁当箱に詰める。そして、水筒と一緒にリュックの中に入れた。これで準備はバッチリだ。
神奈
いってきます、おばさん!
伝説を探しに行くいいチャンスを掴んだ神奈は、軽やかに玄関を飛び出した。
稲汰のお母さん
いってらっしゃい、気を付けてね。あまり遅くならないうちに帰ってくるのよ!
そんな稲汰のお母さんの声に見送られ、神奈の捜索は始まった。