無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第29話

2日目-13
神奈
はぁ……。
薄暗い部屋の中で1人、神奈はため息をついた。
(神奈)稲汰、大丈夫かな……。普段あんなに暗い気持ちを表に出すような人じゃないのに。よっぽどのことがあった、ってことだよね。やっぱり、心配だな。
神奈はそこまで考えると、部屋の電気をつけた。
(神奈)でも、私がここでどうこう思っていても、何も変わらない。稲汰は強いから、きっと……、大丈夫。
気を紛らわすように、まっさらな宿題を机の上に広げる。そろそろ始めとかなきゃな。と苦笑しながら、ワークを解き始めた。
~・~
神奈
ん゙~っ
しばらくして、神奈は宿題を終えた。伸びをして固まった体をほぐしながら、時計に目をやる。
(神奈)えっ、もう10時!?
どうやら、宿題をしている間に3時間ほど時間が過ぎていたらしい。
(神奈)ヤバいヤバい、お風呂入らなきゃ……!
そう思い立ち上がった神奈の瞳に、拓からもらった花冠が映った。
(神奈)あっ、この花冠、どうにかしなきゃ……。もうしおれ始めてるはずだよね?
そう思い花冠に近づく。が、どんなに近くで見ても、花冠の花の中に、しおれているものは1つも無かった。
えっ、嘘でしょ!?もう、そうとう時間がたってるのに、なぜしおれないの??っていうか、しおれるどころか、まだ全然みずみずしいんだけど……!
花冠をみているうちに、ふと、昔読んだ、神様について書いてある本の一説を思い出す。
『神が触れた物には、強い生命力が──』