第11話

💐
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2018/05/09 07:38
その人は一度、何故か後ろを振り向いた。


あ、















背中。









































『6』って書いてある。
???
あ、大丈夫?
その人はぶつかった私の事を心配してくれた。
???
ごめん俺前見てなくて。
その人とパッチリ目が合う。




これが、ナナとサンヒが言ってたイケメンの人か。



確かにイケメン。
YOU
YOU
私も下向いてて、すいません。


頭を下げる。
イケメンさん
あ、ちょ、やめてよ!頭なんか下げないでいいから。前見てなかった俺にも非はあるし。だから気にしないで。
優しく笑うその人の笑顔は素敵だった。
YOU
YOU
ありがとうございます。
イケメンさん
俺もありがと。君バスケ部だよね?
YOU
YOU
はい。そうです。
イケメンさん
だよねㅋㅋ試合頑張れ。応援してる。
YOU
YOU
ありがとう。私も応援してます。
イケメンさん
ちゃんと見てるから!ㅋㅋ
YOU
YOU
私も!じゃあ!
イケメンさん
じゃあね!
私はそこでその人と分かれた。



名前聞かなかったけど、、、。

別にいいや!ㅋㅋ








私たちが話した事はカンナ以外には秘密にしよう。


そう思いながら私は階段を駆け上がった。
カンナ
カンナ
あ、あなた〜。
YOU
YOU
カンナ!あのね。
私はカンナにさっきの事を話した。
カンナ
カンナ
まじ!?イケメンだった?
YOU
YOU
うん。優しかったし、それにカッコよかったよ。
カンナ
カンナ
そうなんだ〜。あなたよかったじゃんㅋㅋ私も後でその人見てみよっと。
私たちは微笑み合った。
ナナ
え、何の話〜?
サンヒ
なになに?
2人がやって来る。
カンナ
カンナ
何でもないよㅋㅋ
YOU
YOU
うん。ちょっとした事だしㅋㅋ
カンナ
カンナ
だから気にしないでㅋㅋ




あの人の顔が見られて、私はスッキリしていた。

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