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第27話

BAD-END❶



今の俺にはもう、何も無い。





友達も仲間も、何も。





こんな世界に俺は居て何になる…?





何になる?





何にナる?





何ニナル?





……何もならない。





この世界の片隅に俺は取り残されたんだ。





もう失うものなんて何も無い。





あぁ。





もう一つだけ失えるものがあったか。





それは……





この身体だ。





じゃあこの汚れた自分自身に終止符を打とう。





俺は手に握ってある銃をこめかみに当てた。





冷たい感覚が伝わる。





怖い。





死にたくない。





嫌だ。





嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。





嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。





………。





………………。
あぁ。





なんだろう……。





この記憶…。





思い出した。





昔の記憶だ。





昔は一緒に木登りとかしたっけ…。





でも”あの頃の君”はもう居ない。





〖お兄ちゃん、こっちこっちっ!〗





俺は”あの頃の君”に誘われる。





〖こっちの世界で一緒に居よ?〗





それはいいアイディアだな。





〖じゃあ決まり!〗





〖お兄ちゃん早くおいでよっ!〗





うん。





今から行くよ。
染森 秀弥(ソメモリ シュウヤ)
染森 秀弥(ソメモリ シュウヤ)
待っててね……。
……慧。







部屋には銃声が響き渡った。










最後に聞いたのは”君”の叫び声だった。