第22話

卒業
610
2021/10/21 09:00
~♪ (アラーム音)



楓が目を覚ます

あくびをしながらスマホを確認すると
ロック画面に未読のメッセージが
溜まっていた

楓
菜緒 朝だよ
菜緒
菜緒
んん…Zzz
楓
おはよーーー!!!
菜緒
菜緒
ヾ(*ㅿ*๑)ハッ
楓
あ、起きた
菜緒
菜緒
はっ…おはよ!
今、何時!?
楓
えっと7:30過ぎだけd…
菜緒
菜緒
あーやばい
遅刻しちゃう!
楓
大丈夫!
菜緒
菜緒
楓
さっき水野先生から連絡来て
今日はリモートにするって
菜緒
菜緒
なんだ〜
良かった!焦ったぁ
てか待って…
楓
ん?
菜緒
菜緒
楓なんでうちにいるの
ってならない!?
楓
え、そう?
菜緒
菜緒
みんな楓うちに泊まったの?
ってなるよ!
楓
別に良いんじゃない?
泊まったの本当だし
菜緒いやなの?
菜緒
菜緒
いや、いやって言うか
なんか、照れるな〜って⸝⸝⸝⸝
楓
(。• . •。)?





リモート授業が無事に終わると
菜緒は大きく声を上げた





菜緒
菜緒
はぁぁ疲れたーーー
楓
菜緒すっごい動揺してたでしょ
別に堂々としてればいいのに
菜緒
菜緒
だって瀬戸も藤井も
すっごいうちらのこと
聞いてくるんだもん!
楓
瀬戸には私も聞かれたことある
「お前ら付き合ってんのか?」
って、わりと真面目に(笑)
菜緒
菜緒
ほら
やっぱ疑われてる!
で、楓なんて返したの?
楓
「どうだろうね」
って言っちゃった(笑)
菜緒
菜緒
ねぇそれ
絶対わざとじゃん!
瀬戸とか嫉妬しそう…
楓
まぁでも卒業したら
言ってもいいかな〜
なんて
菜緒
菜緒
楓
菜緒?
菜緒の表情が暗くなる
菜緒
菜緒
楓
ごめん
言いたくなかったら
菜緒
菜緒
そうじゃなくて
楓
菜緒
菜緒
卒業したらさ


菜緒はどこか言いにくそうに口を開いた

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