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第2話

【One・Invitation〔1〕】
May 29th 19:00
雨が、窓を叩く音が聞こえる。水が、葉に溜まって落ちる音が聞こえる。 ここは、アメリカのある山奥の館だ。泊まろうと思えば30人は泊まれる。客室がそれほどはある。しかし今回は客室としては使わない。個別の控え室として使われている。
「にしても、私達の服まで用意するなんて、社長は太っ腹ね」
アルタイル・エルベは、クローゼットの服を着て、準備をした。
社長──この会の主催者であり、世界的に有名な会社『unknown』の社長。しかし、彼はメディアにも姿を見せない。従者がいるにも関わらず、彼らにすら顔を合わせない。
「今日は見えるのかしら。人数も少ないのよね?」
今日来られる客は20人程度。服を用意できるならもっと居てもいいはず。
「…コネがないとか?ないわ、初対面の私を招待するほどのヤツなんだし、どうせこのパーティでコネを作るんでしょう」
中々悪態をつく。アルタイルは毒舌でも有名だ。
「ま、いいわ。服のセンスは上々だし。そろそろ外にでも出て見るかしら」
暇なのだろう、扉から出ようとしたが、
「アルタイル様。お部屋を出るのならこちらを」
アルタイルに差し出したのは、
「…これは、悪趣味ね」

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望仁香
望仁香
お手柔らかにお願いしますm(_ _)m 誤字・脱字多々あると思われ…… 書くジャンルはバラバラになるかもしれないです。
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