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第7話

【Four・He disappears】
20:26
会場は混乱している。叫び出す人、状況が理解できてない人、吐きそうになる人。とにかく、カオスな状態である。
「クソっ!やっぱこうなるのか」
「…皆さん落ち着いて下さい!警察です!」
サクラはマスクをとり、警察手帳を見せる。一度静かになるが、困惑している人もいる。マサヤもとった。
「一度、現場検証を行います。それと、知らない人同士で身体検査を行って下さい!犯人が居るやも知れませんので」
一斉に確認を行う。隣が殺人犯ではないと確証を得るためだろう。
「|本庁《あっち》に連絡しといたぜ。だが、山奥だし、ひでぇ雨だからな、時間がかかりそうだ」
「なら、ある程度は検死しましょう。アンドウさん手伝って下さい」
マサヤはサクラから手袋を受け取り、仰向けの死体を調べ始まる。
「はぁ、やっとマスクがとれたわ」
「おう、嬢ちゃんはやっぱマスクねぇ方がカワイイな。どれ、ホトケさんの顔も確認すっか」
「アルは昔っから顔は良いって言われてたからな。…ん?コイツ、よく見たらさっきのやつじゃねーか」
アルタイルが反論を言う前に、ベガティルは何か気付いたようだ。そう、今目の前に居る彼は、先程来た黒猫マスクだ。
「こいつ…嫌味な性格なのね。ま、私が言えたことではないでしょうが」
ははは、とマサヤは苦笑いをして、黒猫のマスクに手をかけ、外す。それなりに整った顔は、しかしその端麗さはかけている。アルタイルとベガティルは見覚えがある所ではない顔をした。
「…マコト・フカシ?!」
アルタイルが一人の人物名を言った。マサヤは気になったようだ。
「ほう、彼の名ですか?免許証にはシンジ・アンノと書いてありますが」
「多分芸名よ。一度、共演したことがあるの。まぁ、どっかいっちゃってたんだけど」
「…コイツは、元俳優だったのか」
二人共、彼に何かされたんだろうか。
「どうやら死因は転落死ではなく、絞殺のようですね」
「マジか。てっきり眠剤で寝かせてからだと思ってたが。取り敢えず、死体をどっかに置いとこう」
「僕も手伝います」
「あんがとよ、アンドルフ」
「では、アンドウさん達が戻って来次第、個別に事情聴取しましょう。聞かれたくない話もあるでしょう?メイドさん。どこか空いてる部屋は?」
「あ、でしたら、二階に会議室がございます。そちらでよろしいでしょうか?」
「いいです。では、これから一人ずつ事情聴取を致します!聞き終わった人はお部屋に戻るなり、お話しをされたり、自由です!ですが、あまり一人にならないで下さい!お部屋でも、しっかりと鍵をかけてお過ごしください!お願いします」

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望仁香
望仁香
お手柔らかにお願いしますm(_ _)m 誤字・脱字多々あると思われ…… 書くジャンルはバラバラになるかもしれないです。
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