無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第8話

【Five・Interview〔1〕】
21:03
「しっかしまぁ、しっかりとした会議室だな。なんかに使うのか?」
「主に、従者共が社長に仕えるための話し合いなどを行います」
「どうでもいいでしょう。で、最初は私なのね」
アルタイルは、一番初めに聞かれることになって、イラついたらしい。
「一番気になりましたから。では、彼について、何かご存知ですか?」
「…あいつが元俳優ってこと以外は、なんにも。ああ、日本料理が嫌いとかあるわよ?」
「…本当に、それだけですか?」
「はぁ?」
「今は証拠が必要です。全員に聞くつもりですので、お願いします」
「………」
彼女は踏ん切りがつかないのか、それとも…
「じゃ、俺から聞いていいか?
悲劇の女優。それについて詳しく知りたい」
全員が凍りつく。それもそのはず、一番触れると危ない所にいった!
「アンドウさん!」
「俺はツジみたく優しく聞けねぇ。だから、俺は突っ込んで行かなきゃダメだ。ちょっとの恨み言じゃ罪になんかならねぇさ。だから、言って貰えると助かる」
…沈黙が流れた。やがて、アルタイルが口を開く。
「…母が、舞台で亡くなったの。それも、私もその舞台に立ってたの」
「そりゃ辛いな。でも、事件性はなさそうじゃ──」
「それだけだったらね!でも違う!」
アルタイルが急に立ち上がり、悲鳴をあげるかのように必死に怒鳴り、悔しいような、哀しいような顔で、話し始める。
「あいつが、殺したの。私を使って…!」
「事故だったのでは?」
「皆が見ていない時!私は、布で滑って、母を突き落としたの!ぼうっとしてたのは私のせい。でも!布を落としたのはあいつ!しかも、ちゃっかり写真まで撮って!公にできないじゃない!」
マサヤ達は深刻な面持ちになった。
「…辛いですね。私達にはそれしか言えないのが、とても残念です」

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

望仁香
望仁香
お手柔らかにお願いしますm(_ _)m 誤字・脱字多々あると思われ…… 書くジャンルはバラバラになるかもしれないです。
ミステリーの作品もっと見る
公式作品もっと見る