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第6話

【Three・Who are you?】
20:03
彼らは先程と変わらない位置にいる。アルタイルは多少イラついてるようだ。
「時間、過ぎてますね」
「海外ってのはそういうもんだろ、ツジ」
「それにしても無礼だわ!」
「まぁ、社長は時間にルーズな方でしたよ」
「へーぇ」
「ほう…?」
そこにいた者は驚いたりしていた。サクラは聴き込んだ。
「何故、社長がそのような方だと?」
「ここで働いて居たんですわ。彼も私も」
そう言う彼女の服装は濃い赤のIラインドレス。長いであろう髪はお団子にしてまとめられている。灰色のマスクに右上トランプの絵と赤い薔薇の造花が付けられている。
「僕の名前はアンドルフ・フェディル。こちらはヒノエ・アーデモル」
アンドルフはグレーのタキシードに蒼をベースに茶色と水色のレジメンタル・ストライプ。紺を下地に赤い羽根と青い薔薇が付いたマスクだ。
「ふぅん。やっぱ社長って女性かしら?こんな色男、なんの仕事をするのかしら」
「ははは、酷いなぁ。これでもボディーガードをしてるんだけど」
「ほぉ?あんさんみたいな人がか」
「彼、腕の立つSPでしてよ?」
「ヒノエさんも有名なシェフじゃないですか」
「いやねぇ。でも、なんで今更私達を呼んだのかしら」
「わかりませんね」
「案外、解雇したのが痛かったから雇い直したいのかもしれませんね」
サクラは冗談で言ったんだろうが、何だか二人は妙な顔をしている。
「どうかしらねぇ…」
疑問が浮かぶのもつかの間、会場中に声が降り注いだ。
「此度は今パーティに参加していただき光栄に思っている」
堂々とした男の声。
「少し遅れてしまったことをお詫び申し上げます」
おしとやかな女性の声。
「では、ただいまより、パーティを始めるとしましょうかのぉ」
しわがれたおじいさんの声。
「さぁ、今から従者がお配りします飲み物をお持ち下さい」
可愛らしい女の子の声。
「頑なに明かす気がないな」
「飲み物をどうぞ。アルコールが苦手でしたらノンアルコールもございます」
「ありがとうございます。ではノンアルを。アンドウさんも、これ」
「マジかよ。酒は飲めねぇのか」
「飲ませません。酔っ払うとひどいので」
ちぇ、と舌打ちするマサヤを横目に、いい気味だと言わんばかりにアルタイルがワインを取る。
全員が飲み物を取ると、上からゴンドラが降りてくる。そこには椅子に座った男性らしき影がある。
「あいつが社長ね。…男か」
ゴンドラが降りてくる。──瞬間、何かの不具合か、ガタンっと音を立ててゴンドラが揺れ、墜ちる。客は逃げ出し、男は微動だにしていなかった。床に落ちると、男は衝撃で浮き、床に落ちる。
会場がざわめく。辺りに血の匂いが漂う。
「キャァァアアーーー!!!」
一人の女性が耐えきれず叫ぶ。人が、死んでいるのだ。

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望仁香
望仁香
お手柔らかにお願いしますm(_ _)m 誤字・脱字多々あると思われ…… 書くジャンルはバラバラになるかもしれないです。
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