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第5話

【Two・Preparation〔2〕】
19:40
あっという間に人は広がり、やっとパーティらしくなって来た。
「やっぱ全員マスクを着けてるか…気味悪りぃな…」
「それは同感だわ。おじさん」
「俺はまだ28だ」
「以外と若いんだな。俺達と二つしか違わねぇ」
話をしていると、一人の男が来た。黒のテールコートに、蝶ネクタイ。そして、黒猫デザインのマスクを着けている。
「おや、美しいお嬢さんだ。貴女、名前は?」
彼は手を差し出している。手の先はアルタイルだ。
「あら、ナンパ?生憎、私は貴方とは不釣り合いだと思うわ」
「はは、これは手厳しい。分かっていますとも。事故により母親を亡くしてしまった悲劇の女優。アルタイル・エルベ」
「…!」
「変なコトを言う野郎だな。怒らせて楽しいか?」
激怒しそうなアルタイルを制し、ベガティルは反論する。
「おっと、そういう貴方はファンから敵意を向けられた、ベガティル・シーガンスでは?」
「お前…!」
「お前さん、この二人の何を知ってるのか知らんが、その言い方はないんじゃないかね?」
ベガティルが手を出しそうになる前に、マサヤが間に割って入る。
「おおっとこれはこれは、じゃあ僕はこのあたりで、お互いパーティを楽しもうね?」
彼はお手上げというように両手を挙げて、去っていった。
「何だったんでしょう?」
「さぁな。ただの嫌がらせだろう。っと、そろそろ時間が近づいてんな」
そう言った彼の時計は19:50を指している。

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望仁香
望仁香
お手柔らかにお願いしますm(_ _)m 誤字・脱字多々あると思われ…… 書くジャンルはバラバラになるかもしれないです。
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