第24話

24
803
2021/08/14 13:22
ジョングクside




大浴場に到着。



人気ゼロ。



ドユンの言葉が引っ掛かる。



何も聞くなって?


ジミニヒョンはそれを知ってる?



俺の隣のロッカーに荷物を置くドユンを見る。


変わったことはないようだけど?



ドユン
ドユン
ん?どうした?ぐぅちゃん?
JUNGKOOK
JUNGKOOK
何も?
ドユン
ドユン
めっちゃ見つめてくるけど
俺の裸に興味ある感じぃ?
JUNGKOOK
JUNGKOOK
口縫ってこい!
ドユン
ドユン
見てたのは事実だろ!


するとドユンがしゃがみこんで

ドユン
ドユン
うわぁぐぅちゃん腰ほっそ!
JUNGKOOK
JUNGKOOK
なっ…!?
ドユン
ドユン
くびれがあるー!
JUNGKOOK
JUNGKOOK
ドユンも変わんないだろ!
ドユン
ドユン
俺はガリで筋肉浮き出てるだけだし
JUNGKOOK
JUNGKOOK
てか、気安く触るんじゃない!
ドユン
ドユン
わわっ!
V
仲良いねぇ〜


いやどこが!?


どこをどう見てそう思える?


JUNGKOOK
JUNGKOOK
早く脱げ!先行ってる
ドユン
ドユン
はやー
V
おーれも



まだかな?


ドユン
ドユン
お待たせ


身体にコンプレックスがあるのかと思ったけど


腹筋は引き締まってて問題ない。



って見すぎた。
JIMIN
JIMIN
あんま見るなよ
JUNGKOOK
JUNGKOOK
あはい、すいません


僕らは洗い終えて湯船に浸かってるところ。


ドユンは今から体を洗うようだ。




背を向けた瞬間、僕らは息を飲んだ。



ドユンの背中に斜めに痛々しい傷跡があったから。



浅かったら傷跡は消えるはずだ。



消えてないってことは相当深く切り付けられたんだろう。



何も聞くなってのはこういうことか…





ドユン
ドユン
よし、久々浸かろうかな
JIMIN
JIMIN
こっちのほうが暖かいよ
ドユン
ドユン
じゃあそっち行こう


ジミニヒョンは普通に接してる。


知ってたのか。



テヒョニヒョンは位置的によく見えただろうし


いつもの調子がなくなってる感じがした。

ドユン
ドユン
2人ともどうした?
JUNGKOOK
JUNGKOOK
何も…
V
いや、あのえっと


ヒョン!正直者か!?
ドユン
ドユン
これ凄いでしょ?傷跡なくなるかなって
思ったけど取れない取れないw


あのドユンが空気を読んで笑いにしてくれた。

V
そうなんだー
JUNGKOOK
JUNGKOOK
薬とかぬれば?
ドユン
ドユン
試したけど効かないね
V
ずっと残るんだ…
ドユン
ドユン
そ、男の勲章ってやつ?
V
かっこいい!
ドユン
ドユン
でしょ?
ドユン
ドユン
みんなはないの?
銃弾が頭に残ってるみたいな
JUNGKOOK
JUNGKOOK
そんなドラマみたいなことあるわけないだろ?
テレビのみすぎ
ドユン
ドユン
夢あるじゃん!ロマンの欠片もないな
彼女いないでしょ?


彼女は…
JUNGKOOK
JUNGKOOK
いないけど……関係ないだろ
ドユン
ドユン
モテなそー!
JUNGKOOK
JUNGKOOK
ドユンよりはモテてるから
ドユン
ドユン
いや、俺は伝説のハッカーファルコ様だぞ?
JUNGKOOK
JUNGKOOK
いや自分で伝説って言っちゃうとことかがモテない
V
俺はグガよりドユンがかっこいいと思う!
ドユン
ドユン
だよね!多数決により俺の勝ち



いつものウザいドユンになって


僕らも普通に戻れた。



ドユン。



ウザいけど、



過去のこと、知りたいな。





唯一のルームメイトだし。

プリ小説オーディオドラマ