プリ小説

第40話

#9-4
どのくらい話しただろうか。

気づけば夕方の5時になっていた。

今はお父さんがアメリカにいるから

お母さんは兄とふたりで暮らしているらしい。

ちなみに私は兄を覚えていない。

「じゃそろそろ帰るわね。

 また瑛人…お兄ちゃん連れて来るから。」

「うん。ありがとう!」

「じゃまた!」

「うん!」

お母さんが帰ってしまった。

唯一記憶に残っているお母さん。

あんなにも安心するなんて思わなかった。

お父さん、お兄ちゃん、、大切な家族の

はずなのになぜ忘れてしまっているんだろう。

今日は私の中での記憶に対しての想いが

"戻るといいな" "戻ってほしいな"から

"戻してみせる"という宣言に変わった瞬間だった。

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