プリ小説

第27話

#6-4
「あ、フクナも一緒にいこうね!」

モモが私に気を使ってくれたのか

話題を振ってくれた。

「あ…うん!」

一応返事はしとく。

断るとなんかめんどくさそうだったし。

「じゃ早く元気にならないとね!!」

「アスレチックとか行きたいな」

みんなが口々に言う。

元気になるより記憶を戻すのが先だろ、と

思ったのは私だけじゃないと思う。

いくら元気になったって記憶が戻らなければ

仲良くなれなければ絶対に楽しめないのだから。

「よし、じゃあそろそろ帰るか!」

「だな」

「じゃあね!フクナ!」

「菜々美また来るわ」

「またね!!」

このとき私は気づいてしまった。

マサイくんだけが私を"菜々美"と呼ぶことを。

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