何も言わずに私を見つめるシルクに声をかける。
それだけ言ってシルクは私の口を塞いだ。
いつものキスとは違う。
呼吸なんてする暇なく
人一倍厚いシルクの唇が私の舌に絡みつく。
苦しくなって、息をしようとするが、
逃げた唇はまた、
シルクの唇によって
呼吸を閉ざされる。
やっと開放されて、安心したのもつかの間
私の下に手を伸ばすシルク
抵抗しようとするも、
あまりの快楽に
私は身動きが取れなくなった。
私がそう言うとシルクは急に手を止めて
私の首元に顔を埋めた。
シルクは意地悪な笑みを浮かべて
私の中に指を入れる。
静かな寝室にいやらしい音が鳴り響く。
私は頷くことしかできない。
私は絶頂に達しイく寸前になった。
シルクは急に動きをやめる。
えんど。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。