そう返して返信を待つ。
聞きたいこととはなんだろうか。
疑問が湧きながら、
意味もなく姿勢を正す。
まさかの質問、では無いけれど、
少し意外な質問だった。
てっきり、関係を聞かれるものかと思っていた。
その返事に三毛猫が
親指を上げたスタンプで返して画面を閉じる。
なんだかよく分からないけれど、
緋八先輩はライ先輩の事を
心配しているのだろう。
深く聞いてはいけない気がしたし、
先輩が話してくれる気になったら
話してもらおう。
帰ってきたサラがわっと泣いて
抱きついてくる。
お昼の時間に何を話したかは
知らないけれど、
ひとまずバレていなさそうで安心。
話をすりかえるように。
又はサラの意識を
別の方に向けるかのように、
昨日作ったバターサブレをサラの口に突っ込む。
もぐもぐと口を動かしているサラに
サブレが入った袋を渡し、
そそくさと逃げるように席に戻った。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。