「ねーねー、」
『はーい、?また寝てたからノート貸して?』
「それもだけど、なんで今日髪縛ってんの」
『んーこれまずはい、なんとなく、?』
「しかもポニーテールとか、誰かのタイプに合わせた、?」
『バレた、?笑』
「まあそれなら確実俺じゃないね」
『まあね』
「は!このモテ男に!」
『はい、?笑』
「俺は!ツインテール派!」
『へー笑』
「ポニーテールとか誰が好きなの!」
『頑張って探せばー、笑』
「まじ腹立つ!」
『すぐ見つかるよ』
「のえる」
『ほら秒じゃん』
「あってんのかよ」
『まあ、笑』
「のえる彼女いるよ」
『え、』
「4組の七五三掛さん」
『へえ、』
「てことで明日からツインテールな」
『え、?』
「俺が好きだから」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。