第3話

イマドキの小学生
1,242
2023/06/03 07:07
 
 
安室透
......あの
(なまえ)
あなた
ビクッ
 やばい。もしかしたら本当にバレたのかもしれない。ないとは思うが、もし呪霊を見やすい体質だったら。死神を見たかもしれない。
 相手の技量を図るのが得意な人だったら。特に意識していなかった私が只者じゃないと気付かれるだろう。もしかすると、もしかするかもしれない。
(なまえ)
あなた
............
「カランコロン」
江戸川コナン
あ、安室さん!
安室透
......。コナンくん、、、久しぶりだね ニコ
江戸川コナン
あ、、、うん、、、、、
お店のドアのベルの音と同時に、男性定員この人の知り合いらしき少年が入ってきた。
(なまえ)
あなた
(た、、、、、、、、助かった、、、、、、)
死神
死神
な、、なんか、、、危なかったね、、、
(なまえ)
あなた
コクコク
 にしてもこの男性定員は安室と云うらしい。
(なまえ)
あなた
(......ちょっと心配だし、調べてみよっかな......)
 本当に危なかった。もし呪術師のことがバレたらなんか尋問される気がする。そんな気配が、この人、、、安室さんからした。
江戸川コナン
......安室さん、ちょっと耳貸して
安室透
うん?
江戸川コナン
コソッ 安室さん、俺なんかしちゃったかな? こう、、、タイミング悪かった?
安室透
え?
江戸川コナン
......だってホラ、あそこの女の人、僕が入ってきて明らかにホッとしてるし、安室さんも、あの人に対する視線がこう、、、、鋭かったよ
安室透
......少し気になることがあってね。でももう大丈夫だよ。どうやら僕の気のせいだったようだからね
江戸川コナン
......
榎本梓
お会計は740円になります
(なまえ)
あなた
あ、えと、、カードで、、、、
 そう言って私はカードをお会計のお姉さんに渡す
榎本梓
(凄い......! これってブラックカードっていうやつじゃない? この子まだ若そうだけど......お金持ちなのね......)
(なまえ)
あなた
(あー、早くここから出たい。サンドイッチ美味しかったけど安室さんの視線が怖くて......早くここから出たい......)
お会計が終わり、店を出ようとしたところ。
江戸川コナン
あ! おねーさん、こんなところにゴミがついてるよ! とってあげる!
(なまえ)
あなた
え? ああ、、ありがとう、、、、
江戸川コナン
よし、とれた! じゃあねお姉さん!
(なまえ)
あなた
......
(なまえ)
あなた
......うん、じゃあね。ありがとう、“コナンくん”
江戸川コナン
......!
 私はお店をあとにすると、伊地知さんへ電話した
伊地知
📞もしもし、伊地知です
(なまえ)
あなた
あー伊地知さん? 神代です
伊地知
📞神代さんっ!? あ、挨拶は終わったんですか?
(なまえ)
あなた
あー、、まだです。でもちょっと事情が変わったので、挨拶は明日にします。迎えに来てもらって良いですか?
伊地知
📞わ、わかりました。すぐ行くので、少し待っててください
(なまえ)
あなた
はい。さっきの喫茶店、、、ポアロってお店の前で待ってますから
伊地知
はい。では
「プツッ」
(なまえ)
あなた
......
(なまえ)
あなた
......どうしたものかな
(なまえ)
あなた
......
「プルルル,,プルルル」
 無言で二分ほど待っていたところ、電話がかかってきた。
(なまえ)
あなた
だれだ、ろ、、、
(なまえ)
あなた
......
スマホ画面に出た名前に電話を切りたくなったが、もしかしたら大事な話かもしれないので、でなければならない。
(なまえ)
あなた
......もしもし、なんですか。簡潔にお願いします
五条悟
📞あれー? なんかテンション低くなーい? あ、もしかして朝のことまだ怒ってんのー? でもあれ謝ったじゃん! お願い! このとーりっ、
(なまえ)
あなた
切りますね
五条悟
📞ちよ、待って待って。ごめんふざけた
(なまえ)
あなた
ほんと、、、そのくせどうにかなんないんですか? ......この人に言ってもムダか、、、、、
五条悟
📞そうだねー、僕はこのポジティブシンキング変える気ないよー
(なまえ)
あなた
はぁ、、、知ってます。で、用件なんですか? 今度こそふざけたら本当に切りますからね
五条悟
📞あー、毛利小五郎。会えた?
(なまえ)
あなた
......あー、まだです
五条悟
📞え、まだ会ってないの? ま、別にいーけどさ、明日には会っといてよねー。米花町(の呪霊)強いの多いらしいから、上が早くしろってうるさくてさー
(なまえ)
あなた
......はい、明日には会いますよ。今日は帰りますけど
五条悟
📞ん、オッケー。、、、、でさ、こっちが本題なんだけど、、、
(なまえ)
あなた
(......嫌な予感がする)
五条悟
📞あと2件、今日のあなたの任務増えたから
(なまえ)
あなた
......は? また任務ですか? 今日いつもより多く任務こなしたんですけど。滅茶苦茶殺しまくって疲れてるんですけど。それ五条先生の任務じゃないんですか? ペラペラ
五条悟
📞おー、かなりストレスたまってるねー。まーでも、雑魚らしいからさ、ストレス解消のついでに祓うぐらいの気持ちでやりゃあいんじゃない?
(なまえ)
あなた
......そうですね。日頃の五条先生への恨みを晴らしてきます
五条悟
📞おー怖い怖い
(なまえ)
あなた
あ、住所とか......
五条悟
📞あー、そういうの伊地知に送っといたから。伊地知に聞いて
(なまえ)
あなた
はい。では
五条悟
うん
「プツッ」
(なまえ)
あなた
......
電話をきってすぐ、伊地知さんの運転している車がきた。
伊地知
神代さん、お待たせしました
(なまえ)
あなた
あ、いえ
(なまえ)
あなた
(......それより......)
 私は車に乗り込みながら言う。
(なまえ)
あなた
......いつまで盗聴してる気? コナンくん。......あー、もしかしたら安室さんもかな?
伊地知
え、と、盗聴っ?!
 私の制服の袖口につけられた盗聴器を剥がし、それに向かって話す。
(なまえ)
あなた
コナンくん、君まだ小学生だよね? 今時の小学生って、盗聴器持ち歩いてるのかな? まあでも、こんなことするコナンくんが只の小学生じゃないのは確かだよね。......それにしてもよく出来てるね、この盗聴器。すごく薄い。開発者はだれかな?
 まさか小学生に盗聴器をつけられるとは思っても見なかった。それに盗聴器を仕掛けるのが上手かった。きっとこれまで何人もの人に盗聴器を仕掛けてきたに違いない。
(なまえ)
あなた
(にしても普通小学生がするかね~?)
(なまえ)
あなた
君が私になんの疑いをかけてるのか知らないけどさ、あまり危ないことには首を突っ込まない方がいいよ。......そのうち自分だけでなく、自分の大切な人たちにも危険が及ぶかもしれないからね。
 何を考えているのか知らないが、コナンくんはまだ小学生だ。危ないことには首を突っ込まない方がいい。
(なまえ)
あなた
......私についていろいろ聞きたいことがあるだろうけど、私には......私達には関わらない方がいい。これ以上の詮索もやめて、大人しくお家で勉強でもしてな。これは注意じゃない、警告。もしかしたら君たちが消されちゃうかもしれないから。どれだけ強くても無意味。それだけの力が私達にはある。
 いくら格闘術が凄くたって、低級呪霊ならまだしも、私達呪術師に勝てるわけがない。確実に上に消される。
(なまえ)
あなた
もう会うこともないだろうけど、元気でね。......くれぐれも、自分から死に行くような真似はしないでね
 そう言って私は盗聴器を握り潰した。
「バキッ」
伊地知
あ、あの、盗聴器、、、いつつけられたんですか?
 伊地知さんが車を出しながら言う。
(なまえ)
あなた
さっきの喫茶店です。小学生に
伊地知
小学生......?!
(なまえ)
あなた
ほんと、怖いですよね、小学生が盗聴器を日頃から持ち歩くような時代になっちゃうなんて......
伊地知
(まだ16歳ですよね。なんか五条さんより貫禄が......)
 私は喫茶店ポアロの方向を見つめていた。
(なまえ)
あなた
(もう二度と、会わないといいな......)
 
 すぐに会うことになるとも知らずに。
 
江戸川コナン
(......明日、小五郎のおっちゃんに会いに来る......)
 
 
(なまえ)
あなた
(もしまたコナンくんと会うことがあったら......)
江戸川コナン
(明日あの人に会ったら......)
二人
(絶対正体バレないようにしないと......!)
(ぜってー正体を暴いてみせる......!)
 
 
誰か交換宣伝しませんか?😭🙏

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