第2話

プロローグ
2,862
2019/04/17 13:52
「でました!!!!ゲスブロックーー!!!」
彼のブロック1つで会場が沸く。ガッツポーズをして仲間の元へ駆け寄る彼の姿を見ながら、嬉しくも切なくなる。
その笑顔の行先は私じゃないから。
それでも、彼は私にとっては世界一カッコよく映る。彼にとっての楽園に一緒にいれるだけで幸せなことなのだ。
スコアシートに彼のブロックポイントをつける。もう少し、あと少しで、春高–––––––––––––––––––––––––––

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