そこには信じられない
DMが届いていた
A という人からのDM
こっちゃんに送られていたのと
同じ写真もあった
見てない間にこんなことになるなんて、
信じられないし信じたくなかった
この写真は私の友達しか持ってるはずがない
こんなところ見せる訳にも行かないし
とりあえずカメラを止めた
(今までのDMはこれまでのお話を
遡って見て見てください!!)
「あの時と同じ」
そんな言葉が頭に浮かぶ
そんなわけない。
アルファベット1文字の名前なんかいくらでもある
きっと違う。大丈夫。
そう心を落ち着ける。
これからこの人のことは
気にかけておこう、
他の人のDMとかは見る気になれず
そっとスマホを閉じた
深いため息が出る
少し怖いけれど乗り越えるしかない
頼ることが苦手な私は
この時誰かに相談する、そんな選択肢無かった
何としても1人で解決しないとと思っていた
前の事件を忘れたわけじゃなかったのに、
せっかくのオフなんだ
これに振り回されたくない、
私はお風呂に入り、色々済ませて
早めに寝ることにした
次の日の朝
今日はミーティングとオフの日の動画を提出する日。
昨日のDMのことが忘れられず
朝から気分が良くない、
ただみんなに知られたらまた迷惑かけちゃう、
“絶対に隠し通す”
心に決めて事務所へ向かう
みんな「おはよう〜!!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。