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第2話

決断
それからしばらくシュウさんとの変わらない日々が続いた。シュウさんと共にお屋敷へ行き、働いて帰ってくる。そうして私はついに、決断をした。
ーシュウさんと同じヴァンパイアになる。日々を過ごしていくうちにやっぱり私はシュウさんのことが大切なんだと思うようになっていって、シュウさんが過ごしていく永遠的な時間を私も一緒に過ごしていきたいと思うようになっていった。だから私はそう決断したのだった。
あなた

...シュウさん...私、決めました...。

シュウ
シュウ
...あ?決めたって何を...ああ、あの事か...。
あなた

...はい、ヴァンパイアとして生きるか、人間として生きるか...。しばらく悩んですみません、でも私決めました。...ヴァンパイアとして生きます!シュウさん、私をヴァンパイアにしてください...。

シュウ
シュウ
...本当にいいのか?人間としての生を捨ててヴァンパイアとして永遠の時を生きるってことだぞ?
あなた

...いいんです、私が決めたことですから。私にはもうシュウさんしかいません、シュウさんと一緒に永遠の時間を過ごせるなら...それでいいんです。

シュウ
シュウ
...あっそ。まあ遅かれ早かれあんたは俺に何回も吸血されてたし、どっちみちヴァンパイアとして覚醒することにもなってただろうしな...。...分かった、あんたがいいんならヴァンパイアにしてやる。これであんたは本当に俺から離れることが出来なくなる、いいんだな?
あなた

...はい!シュウさんと離れるつもり、ありませんから!

シュウ
シュウ
...は、あんたらしいな...それじゃあ、簡単だ...あんたは俺の血を飲むことで、ヴァンパイアになる...。
あなた

え...?血を飲むだけで覚醒するんですか?

シュウ
シュウ
...ああ...。俺達ヴァンパイアの血を一定量飲めば、あんたら人間は簡単にヴァンパイアとして覚醒する...。ほら...。
言うとシュウさんは懐からナイフを取り出して...軽く自分の首筋に当てて切った。
あなた

あ...。(シュウさんの首筋から血が...。)

シュウ
シュウ
...俺はヴァンパイアだ、これくらい痛くもかゆくもないし、これはあんたのために流してやった血だ、止血しようとか思うなよ...。ほら、本当にヴァンパイアになってもいいって思ってるなら、この流れてる血飲んでみなよ。...もう後戻りは出来なくなるからな...。
あなた

...っ、はい...私は決めました、あなたとの時間を選びます...っ、ん...。

シュウ
シュウ
...っ...。
あなた

ん...ぅ...。

ヴァンパイアになるということを決断した私は、ためらう暇もなく流れているシュウさんの血を飲んだ。味わったことのない鉄の味に何度も吐き出しそうになったけれどーそれでも1度決めた私の意思は固く、傷跡からにじんでくる彼の血をぎこちなく吸っては...飲んでいた。そうしてしばらく経ち...。
あなた

...っ、ぅ...。

シュウ
シュウ
...もうそろそろいいだろう、おいあんた、そろそろ体が変わってきた感じない?前と違うような感覚...。
あなた

...え...?あ、そういえば、なんだろう...よく分からないけど、奥から何か沸き上がってくるような...。

シュウ
シュウ
...ならもう大丈夫だ、俺の血は飲まなくていい。...よく頑張ったな、これでもう一眠りして起きたあとは...お前はもう、俺と同じヴァンパイアになっているはずだ...。本当にためらわずに飲むとはな...。
あなた

...本当...?良かった...。だって、もうシュウさんと離れたくないんだもん...。

シュウ
シュウ
...は、そうか、俺のために人間を捨てるとか、本当馬鹿な女だよな、あんた...。...っとそうだ...お前は次目覚めたら俺と同じヴァンパイアなんだ、もう俺にさん付けなんかするなよ。前から思ってたけど面倒だし...。...これからは本当に二人一緒になるしな...。
あなた

...!分かった、シュウ!

それから私は急激な眠気に襲われて気を失った。シュウがどうやらそんな私をベッドまで運んでくれたようで...そして、私はそのしばらく後に目が覚めて...。