親が離婚した
何故かはわからない
それは私が3歳の頃の話だ
3歳の時の記憶なんて曖昧
ただ覚えているのは
その頃から母に暴力を受けていること。
4歳になる頃には再婚をしていたらしい
私の苗字は華咲になった
そこで私には双子の偽妹ができた
いつの間にか再婚した男まで
母の暴力に加わっていた
その影響があったからか
あいつも私をいいようには思っていない
あの2人..いや3人は
毎週のように出掛けていた
勿論私は留守番だ
..
少しは息抜き程度に
ドアを開けて
外に出てみた
そのまま歩いて公園に行ってみた
..
*️⃣この小説には稀咲は登場しません
だから一緒に帰ってません
「うっわ泣くかぁ!?!!泣き虫ー!!」
という声が聞こえた
そこに視線を向けるとひとりの女の子が
囲まれている
遊んでいる雰囲気ではない、
大丈夫かな?あのこ、
そう思ったその時だった
1人の男の子が
助けに行った
のかはわからないけど
走っていったんだけど
負けている
足が勝手に動いてた
.
と言いながら蹴り炸裂
ついでに適当に拳喰らわせてたら
いつの間にかみんな倒れてた
と言っていた時
視線を感じた、
パッ...!!
と後ろを向くと
ひとりの女の子がいた
私はここで初めて友達という存在ができた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。