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第86話

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夏休みが始まってからと言うもの、

私は練習に明け暮れた。

部活中も、家でも。

暇を見つけては楽器を手に取った。


夏だけあって練習する度

汗がふき出すけれど、

気にせず指、腕を動かした。

ここまでやらないと、

文化祭ライブの曲の量は

到底こなせるものではなかった。


私は4部全てに出る。

曲数にして49曲。


私の横に積み上げられた楽譜の量も、

机の上に置かれたデモの量も、

これからこの量を

覚えないといけないと思うと

焦りしか感じない。


いくら準備期間が長くても、

皆より進度が遅れては

意味がない。
(なまえ)
あなた
進む君と 止まった僕の
縮まらない 隙を 何で埋めよう?
まだ素直に 言葉に出来ない僕は
天性の 弱虫さ この………
Cメロからラスサビに入る時、

歌いながら指を動かすのが遅れた。
(なまえ)
あなた
あー、今の遅れたなぁ。
もう1回!
今はソロで歌う「天ノ弱」の練習中。

この曲はベースボーカルになり、

ベースのパートを叩き込んだので

歌と合わせてみている。
(なまえ)
あなた
進む君と 止まった僕の……
そうして練習を繰り返す。

楽器と歌を別々にできるようにして、

両方を合わせる。

中々通常の曲のテンポまで

持っていくのは難しいが、

この曲の量を前に

1曲に時間はかけられない。


バックバンド曲は

半分くらい完成している。

ドラム量が異常で、

少し腕に筋肉をつけた方が

いいんじゃないかと思って

筋トレも始めた。


また、ドラムは自分が

叩かない譜面も覚えている。

さかたんに教えないといけないからね。
(なまえ)
あなた
次はドラム練習にしようかなぁ…。
私がバチを持って

ドラムに向かおうとしたら

部屋にお母さんが入って来た。

あなた母「あなた?明日約束があるんじゃないの?
    もう10時だけど…。」
(なまえ)
あなた
えっもう10時?
…分かった、お風呂入るね!
明日は志麻先輩との花火大会。

9時に終わりにするつもりが、

熱中しすぎてたみたいだ。


急いで楽器やマイクを片付け、

お風呂に入った。