無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第60話

42ページ目。 黄細マーカー。
私は久々に軽くなった気持ちで

学校へ向かう。

今日は週明けなので部活はない。

登校中に感じた視線も

私に向けられたものではないと

思えてきて、自然と明るくなる。


学校に着き、靴箱を開ける。

現実は変わっていなかった。

中に入っていたのは

相変わらず狂気的な手紙と写真。

日に日に暗くなる私の顔を撮って

何がしたいのだろう。


ただ勝手に明るくなっていただけ。

私の心は黒い雲に覆われていった。


教室に着き、皆と話す。

先輩達や天月君、ここにいる3人も

私の異変に気づいている。

私がボロを出してしまっているから。

だからもう、心配させないように

明るく振る舞わないと…!


昼休みになり、教室でお弁当を開く。

1人弁当だ。

皆に迷惑をかけたくないから。


食べ終わってトイレに行こうと

廊下に出た時。

誰かに強く手首をつかまれた。
(なまえ)
あなた
えっ…あの……。
どこに向かっているのか分からないまま

連れて行かれる。

手の大きさと強さから男子生徒だろう。


着いたのは倉庫らしき場所。

転校してしばらく経ってはいるが

まだまだ知らない場所もある。


着くなりマットの上に軽く投げられる。

そして両手と口を

腕と手でふさがれた。


やっと見えた私をここに連れてきた人は

高橋君だった。
(なまえ)
あなた
た…高橋く……。
強くふさがれているため

高橋君の手の間から

少ししか声が出せない。


高橋君は長い前髪で目元が隠れているが

口角は上がっていた。

高橋「ふふ…驚いてんね。可愛い。
これは君が悪いんだよ。
俺を見てくれない、君が。」
(なまえ)
あなた
え…な、に言って……。
高橋「分からない?毎日毎日
手紙と写真を送っていたでしょ。」

私は頭が真っ白になった。


高橋君が…ストーカー…?

私にあの手紙や写真を

送ってきたストーカー……?
(なまえ)
あなた
ど、どうして…⁉︎
あんなこと…するの⁉︎
私は精一杯声を張り上げた。

真っ先に怒りがわいた。

すると、高橋君が笑い出した。

高橋「あははは!今の状況分かってんの?
今ならいくらでも、
君を俺のモノにできるんだよ?」

顔を上げて見えた目は狂っていた。

私を見る目に私は映っていない。

私には理解のできない"欲望"だけに

あふれていた。


高橋君は笑いながら顔を近づけてくる。

私は必死に抵抗するも

力では敵わない。

高橋「泣きそうだね?それもいいな。
俺の目に焼きつけとこ。」
(なまえ)
あなた
もう…やめて……。
離して……。
高橋「どうして?こないだ
あんなに楽しく話したじゃない。」
(なまえ)
あなた
あれは……違う。
こんなことしても…
私は高橋君のモノには
ならない……。
私が"高橋君への否定"を口にした途端、

高橋君の目の色が変わる。

高橋「ど、どうして⁉︎俺はずっと君を見てた!
君の全てを知っているのに!
どうして俺を見放すんだよ!俺は………」

高橋君はひたすら鋭い言葉を

私にぶつける。

私をつかんでいる腕と手に力がこもって苦しい。

恐怖と絶望に支配されかけた時。


倉庫の床を力強く踏む音とともに

現れたのは金髪の彼だった。