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第56話

黄 俺のノート。
あなたちゃんは日に日に

暗くなっていった。

何かに悩んでいるようだった。


できるだけあなたちゃんの行動を見ていた。

ただ、登下校だけは

あなたちゃんは早くて見れへん。


休日の部活。

浦島坂田船との合奏練習中も

あなたちゃんは上の空だった。


また取り繕った笑顔…。

俺らを、俺を頼ってくればええのに……。


メンバーもあなたちゃんの

異変に気がついていて、

志麻君の提案で休憩。

俺もトイレに廊下に出る。


窓から中庭を覗くと

あなたちゃんと高橋が見えた。

あなたちゃんは俺に背を向けているから

顔が見えない。

高橋はあなたちゃんに

特に何もせんかった。


部活が終わり、帰り道。

今日は用事があったので

皆とおしゃべりをせずに

あなたちゃんのすぐ後に部室を出た。


あなたちゃんは相変わらず

俺らの誘いを断って

1人で帰るみたいやな。

しばらく後ろをこそこそと

ついて行っていると高橋が現れた。

満面の笑みであなたちゃんを説得して

短い距離だが、一緒に帰っていた。


あいつ…。

高橋のあなたちゃんを見る目は

狂気に満ちていた。

あなたちゃんは気づいておらず、

薄く微笑む。

高橋がいなくなった後、

俺は自分の家に直行。


休日が明けて月曜日。

あなたちゃんは少し明るくなっていたが

空元気に見えた。

坂田もまふ君も心配している。

もちろん俺も。


昼になり、俺は皆と食堂に来ていた。
うらたぬき
うらたぬき
…なぁ。最近のあなた、
なんか変じゃないか……?
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
そうやんな!ずっと暗いし、
楽しくなさそうって言うか。
まふまふ
まふまふ
何してても心ここに在らず
って感じだよね…。
そらる
そらる
ボーっとしてることが
増えたよな。
やっぱり皆もあなたちゃんが

心配だから、その話題で持ちきり。

4人の言葉に志麻君も天月君も

うなずいている。
まふまふ
まふまふ
何があったんだろ…。
志麻
志麻
さあな。坂田、なんか
心当たりないん?
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
俺⁉︎全然、分からん!
天月-あまつき-
天月-あまつき-
どうしちゃったんだろうね…。
注文をしに並びながらも話し続ける。


すると俺は自分が水筒を教室に

置いてきたことに気づいた。
センラ
センラ
あっ!
うらたぬき
うらたぬき
どうしたセンラ⁉︎
センラ
センラ
水筒、置いてきてもうた…。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
なんやねん!
なんか知ってんのかと
思ったやん!
センラ
センラ
ごめんて。
ちょっと取ってくるから
俺の分まで頼んでおいて
くれへん?
うらたぬき
うらたぬき
オッケー!
俺は教室に小走りで向かった。