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第55話

黄 俺のノート。
俺の名前はセンラ。

普通の高校2年生や。

軽音部で浦島坂田船って言うバンドを組み、

メンバーと部員の皆と

学生エンジョイ中!


最近、気になることがある。

先月転校してきた桜坂あなたちゃん。

同じクラスで部活も軽音部に所属している。

部活唯一の女子で、色々と優秀で

とても優しいことから

男部員皆から好かれている。

俺も好きやで。

…恋愛的な意味ではないけどな。


そのあなたちゃんの様子が

ここ数日、おかしい。

無理してる様な笑顔やし

ボーっとしてることも多い。

登下校、お昼の時も

1人でいる様になったんや。

単純に俺らとじゃなくて

別の友達といる、とかなら分かるんやけど…。

妙に周りを気にしている気がする。


俺はその原因に

心当たりがある。

坂田の補習までの教え相手を

あなたちゃんが引き受けてくれて

図書室で2人が勉強し始めた日。


俺も助け舟出しに行かな、と思って

部活を抜けて図書室に向かったんよ。

図書室に入ろうとしたら

坂田はおらんくて代わりに

同じクラスの高橋があなたちゃんと

向かい合ってたんや。

高橋「僕、桜坂さんのことが好きですっ!
付き合ってくれませんかっ!」


お、告白。

高橋はテストで俺と学年1位を競う秀才。

今回はイマイチだったみたいだけど。

ただクラスでは影が薄く、

あなたちゃんと話しているところを

見たことなんてない。
(なまえ)
あなた
…高橋君、ごめんなさい。
私は高橋君とは
お付き合いできません。
あなたちゃんは少し悩んだ末に

告白を断った。

俺は心のどこかで安心していた。

なんでやろ…?


高橋は下を向いた後、

出口へと向かってくる。


バレるとマズイ…!

俺は廊下の死角に隠れた。

高橋は俺のいる方に曲がり、

去っていく。

高橋「…チッ。」

高橋は顔を歪め、低く舌打ちをした。

その顔には深い影が見えた。


俺は何事もなかったように

図書室に入り、ふるまった。


今思えば、あの顔は狂気に満ちていた。

高橋があなたちゃんに

何かしたのだと俺は踏んでいた。