第101話
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談笑やらまふ君の持ってきた
パーティーゲームやらで
時間を潰していると
あっという間に目的地に到着。
志麻先輩が指す目の前のホテルは
とても高校生が部活の合宿、旅行で
泊まれるようなレベルのものではない。
豪華すぎる。
冷静なうらた先輩を先頭に
荷物を持って入って行く。
いかにもと言う感じのロビー。
外装から分かっていたのだが、
このホテルは和洋折衷建築で
どちらの様式のも上品なセレクトの
家具が置かれている。
絵に描いたような高級感。
皆が思い思いに
あちこちを眺めているうちに
うらた先輩は受付を終えたようで
号令の下、
皆うらた先輩の元に集まる。
私は先輩から鍵を受け取る。
皆が集まる直前に
「動きやすい1号室にしたから」と
言ってくれた。
色々と配慮してもらって
ありがたい反面申し訳ない。
エレベーターで
目的の階に着くと
2人1組となって散って行く。
私もまふ君と1番手前の部屋に入った。