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第59話

黄 俺のノート。
あなたは俺の後ろにぴったり

くっついたまま歩いている。

恐怖が抜けず、きっと無意識に

やっているんだろう。

歩きにくいけど可愛いからいいか!


俺達は教室に行ってから

食堂に戻った。

涙の跡が残るまだ赤い目をしたあなたと

俺を見るなり皆が勢いよく立ち上がる。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
センラ遅かったやん…
ってあなた⁉︎
天月-あまつき-
天月-あまつき-
えぇ⁉︎どうしたのー!
まふまふ
まふまふ
あなたちゃんどうしたの⁉︎
志麻
志麻
センラがなんかしたんか⁉︎
センラ
センラ
俺は何もしてへんわ!
そらる
そらる
まぁ、とりあえず2人とも座りなよ。
うらたぬき
うらたぬき
お前ら静かにしろー!
そらるさんとうらたさんに

言われて皆も落ち着き、

俺とあなたも同じテーブルに座る。


昼休みはあと20分。

あなたの話を聞くだけの

時間はある。
そらる
そらる
それで…何があったの?
センラ
センラ
俺は途中からしか
分からんくて……
あなた、話せる?
(なまえ)
あなた
う、うん…。
志麻
志麻
ゆっくりでええよ。
あなたはゆっくりと話し始めた。

高橋に告白されて

その翌日から靴箱の中に

毎日手紙と盗撮された写真が

入っていたこと。

ずっと誰かに見られている

気がしていたこと。

細かいことまで全部話してくれた。

途中涙が出てきても

必死にぬぐいながら。

全部言い終えるとあなたは最後に
(なまえ)
あなた
何も言わ…なくて、ごめんなさい…。
皆を…巻き込みたく…なくて……。
でも結局…迷惑、かけてしまって…。
と言ってうつむいた。

皆で顔を見合わせる。

俺らは笑った。
まふまふ
まふまふ
あなたちゃん。
誰もそんなこと、
気にしてないよ。
うらたぬき
うらたぬき
相談はしてほしかったけどさ…
それもあなたの優しさだろ?
天月-あまつき-
天月-あまつき-
だからもう、泣かないで?
志麻
志麻
俺らは大丈夫だけど…
あなたは女子だし、
自分のこと大事にせんと。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
1人で抱え込まんで!
そらる
そらる
頼って、いいんだよ。
あなたは俺のカーディガンの袖を

掴んだまま、皆を見る。
(なまえ)
あなた
はい…!
ありがとうございます!
すっかり笑顔になっていた。
うらたぬき
うらたぬき
…で、何でセンラマンは
あなたと一緒にいた訳?
センラ
センラ
あー、それはな……
俺もさっきまでの出来事を話した。

告白を聞いてしまったこと。

あなたがどんどん暗くなった時、

告白直後に去っていく

高橋の目がおかしかったから

高橋が原因だと思ったこと。

案の定妙にあなたに

近づいてるな思てたら

倉庫に連れてかれるところを

目撃して追いかけたこと。

高橋を証拠で脅して追っ払ったこと。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
お前…卑怯やなぁ。
センラ
センラ
なっ…うるさいわ!
志麻
志麻
まあまあ助かった訳だし…
ええんちゃう?
まふまふ
まふまふ
ほんと、いいとこ
持ってくよねセンラ君…。
それから昼休みが終わるまで

皆で和気あいあいと話した。


あなたはいつも通りに戻っていた。

俺の真横でやっと作っていない、

キラキラした笑顔を輝かせていた。


俺はあなたを好きかどうかは分からんけど

ただ、守りたいと思った。