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第17話

14ページ目。
夢中で弾いていると

あっという間に

一曲弾き終えてしまった。


弾いている最中、まふ君は

何も言わずに私の音を聴いていた。


弾き終えても、

まふ君は固まったように動かない。
(なまえ)
あなた
あの、まふ君?
そんなに下手だったかな…?
まふまふ
まふまふ
…あ、ごめん!
その、あなたちゃんが凄く、
上手だったからびっくりしちゃって。
まふ君から返ってきたのは

予想の真逆、褒め言葉だった。
(なまえ)
あなた
え⁉︎本当⁉︎
まふまふ
まふまふ
うん。僕もその曲、
弾いてみようとしたけど
難しくて諦めちゃった。
久々に弾いたなんて嘘だと思うくらい!
目をキラキラさせて褒めてくれるまふ君。


…よかった。

下手すぎて入ってほしくない!

とか言われたらどうしようかと思った。
まふまふ
まふまふ
僕から言うことは
キーボードの機能についてぐらいかな。
技術面は何の心配もいらないよ!
(なまえ)
あなた
嬉しい。ありがとう。
少しテンション高めなまふ君に

キーボードの機能を説明された。

覚えることが多くて大変だな…。


一通り説明を終えると
まふまふ
まふまふ
じゃあ僕、皆を呼んでくるね!
(なまえ)
あなた
うん。
まふ君が皆を呼びに行った。


すぐにまふ君が皆を連れて

楽器室に戻ってきた。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
おー、あなた!
なんか久しぶり!
センラ
センラ
1時間くらいしか
経ってへんやろ、アホ。
あなたちゃん、体験どうやった?
私に前のめりで話しかけてきた

坂田君を手で制してツッコむセンラ君。
(なまえ)
あなた
うん、凄く楽しかったよ。
さっきまでの楽しさを思い出して

坂田君とセンラ君に向かって微笑む。

うらたぬき
うらたぬき
あなた、ドラムできるんだってな!
今、俺らの中に
ドラムできる奴がいねぇんだ。
そこにドラムあるから、
少し叩いてみてほしいんだけど
いいか?
(なまえ)
あなた
はい!どこですか?
うらた先輩が指差したのは楽器室の奥。

少し埃を被ったドラムが置いてあった。


私が運ぼうとした時、

坂田君と志麻先輩が手伝ってくれた。
そらる
そらる
はい。あなた、これ。
そらる先輩からバチを受け取る。
(なまえ)
あなた
ありがとうございます。
奥から出して埃を払ってみると

割と綺麗なドラムだった。

少しネジを調節し、椅子に座る。


皆に見られながら叩くの

恥ずかしいな…。


少しためらいながらバチを構えて叩いてみる。


さっきキーボードで弾いた曲と

同じ人が作ったボカロ曲。

ドラムで叩いたら

楽しいだろうなぁ…と思っていた。


曲に合わせて思いつきで叩いた。

ドラムもやっぱり懐かしく、楽しかった。

正式な楽譜ではないし、

技術の衰えもあってか

リズムが何度か乱れたけど。


一番を終えて、手を止めた。

皆の方を見る。
うらたぬき
うらたぬき
あなた、すげぇよ!
めちゃ上手いじゃん!
目を輝かせて

声を上げたのはうらた先輩。
そらる
そらる
ほんとほんと。
あなた、音楽の才能あるよね。
いつもより明るい声色で

そらる先輩も褒めてくれた。


その後も皆にたくさん褒められた。

とても恥ずかしかったが、

とても嬉しかった。