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第37話

28ページ目。 青細マーカー。
前を見ずにつま先立ちで

練習室のドアの小窓を除いていたので

前に人が現れたことに気がつかなかった。

自分より大きな背中にぶつかってしまう。
(なまえ)
あなた
わっ…!
そらる
そらる
…!
あぁ、あなたか。
私がぶつかったのは

練習室から出てきたそらる先輩だった。
(なまえ)
あなた
先輩…!すみません!
そらる
そらる
大丈夫。こっちこそごめんな。
廊下うろうろして
どうかしたのか?
(なまえ)
あなた
あ、あの…AtRの
オリジナル曲のデモを
もらい忘れていて。
先輩かまふ君にもらおうと
探していました。
そらる
そらる
あー、そう言えば渡し忘れてたな。
持ってくるから
先に自分の練習室、戻ってて。
あなた7番室だよな?
(なまえ)
あなた
はい。待ってますね。
そらる先輩に言われた通りに

自分の練習室に戻る。


そらる先輩はすぐにやってきた。
そらる
そらる
はい。
これがまふのサクリファイスで
これが俺のアイフェイクミー。
そらる先輩から2曲分のデモをもらう。
(なまえ)
あなた
ありがとうございます。
そらる
そらる
1回聴いてみるか。
そらる先輩と2人でデモを聴く。

どちらの曲もアップテンポな曲だった。

2曲ともまふ君の作詞作編曲、

アイフェイクミーはそらる先輩も作詞作曲。

2人らしさがでている曲だと思った。
(なまえ)
あなた
ドラム、細かいですね。
そらる
そらる
そうだな。
俺、今までドラムは
音源でやってたから
生の音が楽しみなんだよな。
(なまえ)
あなた
そうなんですね。
頑張ります…!
そらる
そらる
浦島坂田船の曲練の時も
天月の曲練の時も
誰かしらついてたんだろ?
今日は俺がつくな。
(なまえ)
あなた
お願いします!
そらる先輩がついてくれるらしい。

先輩は1度2曲とも

披露したことがあるらしく

細かい部分まで教えてくれた。


そらる先輩の教え方が上手なのか

楽器片付けの目安時間まで

15分残してあらかたできるようになった。


あとは1人で練習しても問題ないだろう。
そらる
そらる
練習はこれくらいにしとくか。
(なまえ)
あなた
はい!残り時間
どうしましょう…。
そらる
そらる
少し、話そうか。
(なまえ)
あなた
は、はい。
そらる先輩が少し私の方に向き直る。


先輩とは昼休みにまふ君と3人で

お昼ご飯を食べる時に話すくらいだ。

改まって、2人だけで話したことはない。

いつもまふ君が一緒にいた。


どんな話題がいいんだろう…。

私が考えていたら
そらる
そらる
あなたさ、このゲーム知ってる?
そらる先輩が自分の

スマホの画面を見せてきた。

画面に表示されていたのは

先週末発売されたばかりの新作ゲーム。

人気のシリーズものの最新作だ。
(なまえ)
あなた
はい、知ってますよ。
私はそのゲームを知っていた。

歴代のシリーズは大体クリアしていて

最新作もチェック済みだった。
そらる
そらる
お、ほんと⁉︎
そらる先輩は私の返事を聞いて

急に明るくなる。
(なまえ)
あなた
そのゲームが
どうかしたんですか?
そらる
そらる
いや俺ね、今これ
めちゃくちゃ欲しいなと
思ってて…
そらる先輩が今まで見たことのないくらいの

テンションの高さ、スピードで話し出した。
そらる
そらる
〜〜なんだよ!
いやぁ!いっつもこういう話、
まふまふに言ってもスルーされる
ばっかりだからさぁ…!
凄くキラキラした目で

楽しそうに話すそらる先輩は

なんだかいつもの先輩とは違って

少し幼く、少年らしく見えた。


そらる先輩はひとしきり話し終えて

前のめりの姿勢を元に戻す。

2人同時に時計に目をやる。

楽器を片付ける時間が近づいていた。
そらる
そらる
…俺ばっか喋っちゃって
ごめんな。
(なまえ)
あなた
いえ。
いつもと違う先輩が
見れて嬉しかったです。
私が微笑むとなぜか先輩は目元を赤らめた。
そらる
そらる
そ、そっか…。
(なまえ)
あなた
…?
先輩、ゲームが
お好きなんですね。
そらる
そらる
うん。まふまふに話しすぎると
スルーされるから話せなくてさ。
(なまえ)
あなた
私でよければ
これからもゲームのお話、
聞かせて下さい。
そらる
そらる
いいのか?
(なまえ)
あなた
はい。私、割と
ゲーマーなんですよ!
そらる先輩とまた

ゲームの話をしながら

楽器を片付けて部室に戻った。