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第61話

43ページ目。 黄太マーカー。
人通りの少なそうな倉庫で

高橋君に捕まった私。

この絶望的な状況に飛び込んできたのは

センラ君だった。
(なまえ)
あなた
セ…ンラ、君……?
なん…で………。
高橋「えっ、あ、お前は…。」

驚いたのは高橋君も同じ。

少し私を押さえつけている力が弱まる。


センラ君が高橋君を睨みつけている。

その目はとても怒っているように見えた。

センラ君が高橋君に詰め寄る。
センラ
センラ
…おい、"クソメガネ"……。
手、離しぃや。
今まで聞いたことないくらい、低い声。

高橋君も慌てている。


それからセンラ君は

徐々に高橋君を追い詰めていった。

私は高橋君の腕から解放されて

センラ君が背中で私を守ってくれている。


高橋君は突然のセンラ君の乱入で

錯乱していた。

私をストーキングしていたのは

彼女がいれば注目を浴びれると

思ったらしい。


センラ君が呆れかえった時。

高橋君が私とセンラ君が

どんな関係か聞いた。


どんな関係…?

この様子じゃ普通に答えても

納得しなさそう……。


私はセンラ君がどう答えるのか

待っているとセンラ君は

とんでもないことを言った。
センラ
センラ
俺?俺は…この子が好きなんよ。
お前と違って、ちゃんとな。
あなた、そうやんな?
(なまえ)
あなた
え…?ああ……。
センラ君と目が合う。

話を合わせた方がいいみたいだ。

私はセンラ君の嘘に乗った。

でも言ったことは嘘じゃない。

本当に、そう思っている。


高橋君は最後の抵抗と言わんばかりに

私に突進してきた。

私が固まっていると
センラ
センラ
あなた、目つぶって!
(なまえ)
あなた
え、うん!
センラ君に言われるまま目をつぶった。

鈍い音がした後ゆっくり目を開くと

そこには尻もちをついて

右頬を押さえる高橋君がいた。


センラ君は証拠を持っていたみたいで

高橋君を完璧に追いつめた。

高橋君は倉庫を飛び出していった。


私はまだ涙が止まらない。

せっかく助けてくれたセンラ君に

まともにお礼すら言えない。

でもセンラ君は優しく待っていてくれた。


センラ君は水筒を取りに戻るところに

この場面に直面したらしく

これから教室、食堂に向かうそう。


私が早く行かないとまずいと思って

外に出ようとしたら

センラ君に抱きしめられた。

驚いたけど、その優しさに甘えて

少しだけシャツをつかむ。


あったかいな……。


私の震えが止まるまで

ずっとそのままでいてくれた。

私は落ち着いて今度こそ外に出る。
センラ
センラ
あなた、ついてきてくれる?
(なまえ)
あなた
センラ君
あなたって…
センラ
センラ
あ。
センラ君はさっき、高橋君に

関係をより親密に見せるためか

私を呼び捨てで呼んでいた。

それ自体は構わないのだけど

つい気になって指摘してしまった。
センラ
センラ
い、嫌やったら変えるけど…
(なまえ)
あなた
全然…いいよ!
センラ君が少し落ち込んでしまったので

慌てて、今できる精一杯の笑顔で言う。

センラ君も私を見て微笑む。


ひとまず教室に向かって2人で歩き出す。

私を守ってくれたセンラ君の背中は

言葉にできないくらいかっこよかった。