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第78話

56ページ目。 赤細マーカー。
しばらく女子は誰も手を挙げなかった。

仲の良いグループ内で

「誰かやりなよー。」と

押し付けあっている。


私は覚悟を決めて手を挙げた。
(なまえ)
あなた
あ、あの……!
私やりたい、です。
声は小さくなってしまったが、

皆がこちらを向いたので

気づいてもらえたようだ。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
おっ!
まふまふ
まふまふ
えっ⁉︎
坂田君が嬉しそうに振り返り、

まふ君が意外そうに

私を見つめる。

センラ君とも目が合った。


私が普段クラスで

行動を起こすことはほとんどない。

クラスの皆も少し驚いていた。

生徒「桜坂さんでいいですか?」


前に立つ学級委員が

黒板に私の名前を書く。

誰も反対しなかったので、

私は実行委員になった。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
あなた!頑張ろうな!
坂田君がもの凄い笑顔で

私に言った。
(なまえ)
あなた
うん!よろしくね、坂田君!
私も笑顔で返す。

坂田君となら、

楽しくできそうな気がする。


何と、実行委員の仕事は今日かららしい。

部活への報告はまふ君とセンラ君に

お願いしてあるので大丈夫。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
あなた、行くで!
(なまえ)
あなた
うん。3階だよね?
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
多分そう。
坂田君と集会場所になった

教室に向かう。


仕事、と言っても今日は

顔合わせと仕事の内容確認くらい。

久々にこういう会議に出て

緊張していたけど、

隣に坂田君がいたので安心できた。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
あー、疲れたなぁ。
でも今日は短かった方やな。
(なまえ)
あなた
そうなんだ。先生の話、
長かった気がするけど。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
あれはまだ短い方やで。
これから忙しくなるでー!
(なまえ)
あなた
頑張らないとね!
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
おうよ!って、
まだ部活やってるやん!
あなた、行こ!
(なまえ)
あなた
うん!え……⁉︎
ふと時計を見て、坂田君が焦り出した。

と思ったら急に走り出した。

私の手を掴んで。
あほの/となりの坂田。
あほの/となりの坂田。
この方が早いやろ!
(なまえ)
あなた
た、確かにそうだけどー!
坂田君はとても足が速いので

私は引きずられている状態。


でも手の掴み方は優しいし、

いつもよりゆっくり走ってる…?

坂田君はもっと速く走れるはずだけど、

私のことを気にしてくれるのかな……?


私が引きずられながらも

坂田君の方を見ると

何も言わずにニコッとしてくれた。


心が暖かくなった気がした。