前の話
一覧へ
次の話

第2話

2
418
2021/05/03 09:39
先生)えー、というわけで1945年になると戦況は悪化して、、、、
社会教師の山田が何かしゃべっている
何でこんなに苛々するんだろう
外からは、蝉の大合唱が聞こえる

鳴き声だけで世界を埋め尽くすようだ
先生)おい!双葉!
先生が僕を怒鳴る
先生)お前ノートは書いてあるんだろうな!
双葉小太郎
双葉小太郎
一文字も書いてません。
そう涼しい顔で応える
先生)先生を馬鹿にするのもいい加減にしろ!
あー苛々する。
双葉小太郎
双葉小太郎
僕帰ります。
先生)おい!双葉!
クラスのみんなが冷たい目で見てるのが、振り向かなくても分かる。
そのまま、家に帰る。
双葉小太郎
双葉小太郎
ただいま
特に誰も居ないけど
テレビと扇風機をつけて、寝っ転がる。
見たい番組があるわけじゃないけど、静かなのがいやないだけ
そのまま眠りにつく
母)起きなさい!
うるさいな。
母)あんた学校勝手に早退して、どういうつもり!
双葉小太郎
双葉小太郎
いや別に。
不意に電話が鳴る
母)はい♪
母の声色が変わった、多分先生だ。
母)はい、はい。すみません。
電話が切れて直ぐに、母が僕を睨みつける。
母)あんたはなんでいつもいつも私に迷惑かけるのよ!
母は手元にあるものを手当たり次第僕に投げつけてくる
母)あんたなんか生まなきゃ良かった!
その言葉に僕の何かが切れた
双葉小太郎
双葉小太郎
僕だって生まれたくて生まれたんじゃない!
そういい家を飛び出した。
走って走ってある公園についた
そこは人気のない防空壕のある公園
昔はお化けがいるから近づくなとか言われてたっけ
防空壕の中を除くと奥が見えなくて、ジメッとしていた
双葉小太郎
双葉小太郎
、、、
怖かったけど防空壕の中に入り、鞄を枕にして寝た
~~~~~~~~~~~~~~~
双葉小太郎
双葉小太郎
ん、、、?
地面がさっきのようにジメッとしてなくて乾いてる。
外を見ると、朝になっていた
双葉小太郎
双葉小太郎
やっと朝か、、、
外に出ると
双葉小太郎
双葉小太郎
まって、、、
小太郎が見た景色は、木材で立てられた家ばかりでまったく知らない景色
え、、、?なんで?
小太郎はパニックになってしまい、町の中を駆け巡っていたが、

昨日から飲まず食わずだったし、この猛暑の中だったので体力の限界がきてしまい
双葉小太郎
双葉小太郎
もう無理、、、
日陰のある場所まで自力で何とか歩き、その場にしゃがみ込む
双葉小太郎
双葉小太郎
(このまま死ぬのかな?)
?)大丈夫?

プリ小説オーディオドラマ