私は強い。貴方達より、強い。凄く強い···ので、私はあそこの巨人共を蹴散らす事が出来る。例えば、1人でも。
あなた以外の貴方達は、腕が立たないばかりか、臆病で腰抜けだ。
ミカサは刃を私達に向け、話を続ける。
とても残念だ。
ここで指を咥えたりしてればいい。
咥えて見てろ。
ちょっとミカサ!
いきなり何を言い出すの!?
あの数の巨人を1人で相手する気か!?
そんな事···!出来るわけ···!!
うるさい。
あなたッ···!?
ミカサを1人で行かせる訳無いだろう?
!
それに、あそこの巨人共を蹴散らす事が出来なければ、後は死ぬだけだ。
···でも、勝てば生きる。
戦わなければ勝てない。
ミカサは1人で屋根を飛び降り、
立体機動で先を行く。
残念なのはお前らの言語力だ···
おい、雑魚共。
ッ···!
私達はこの3年間、仲間に1人で戦わせろと学んだか?
動けねえなら、もうただの雑魚だな。
フッと鼻で笑う。
嗚呼、私って性格クズだな。とつくづく思う←
うぉぉおおーっ!!!
ㅤ
しかしすげぇな、ミカサは。
どうやったらあんなに速く動けるんだ?
(いや···あれは······)
ガスを吹かしすぎだ!
やっぱり···!
動揺を行動で消そうとしている。
あのままじゃいずれ···
·········
プシュー……っとガスが無くなる音がした。
そしてそれと同時に、ミカサが落下し始める
ミカサーッ!!
クソッ···!
チッ···
ジャン!アンタがみんなを先導しろ!
ミカサは私とアルミンとコニーで何とかする!
私はミカサを抱え、屋根の上に避難させた。
ミカサ、怪我は?
3人とも無事か!?
コニー!
みんな無事だ。怪我もない。
とにかく移動するぞ·········って···
大きな音が聞こえたと思えば、
15m級の巨人が2体もいる。
2体も·········
いや、あの巨人は…
······あ···
さっきミカサがいた所、巨人の骨がある···
ガスも刃も無いのに、なんで···?
~~~
next→♡×9
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