少しじっとしててくれ。
あ、嗚呼…(近い…)
審議の後、私はエレンの傷の手当をしていた。
審議でリヴァイ兵長に散々蹴られてたからな…
あなた、手当するの上手だね。
まあ、幼い頃からよくやってたので…
幼い頃に…手当を?
あ…いやッ、その…
私、よく転ぶ子だったので…
家族にやられたなんて、絶対に言えないし…
増してや、異世界から来たってことも…
(口が裂けても言えない…)
すまなかった。
あ、いえ…
しかしおかげで、我々に君達を託して貰うことが出来た。
効果的なタイミングで、用意したカードをきれたのも、その痛みの甲斐あってのものだ。
エレン、あなた、
これからもよろしく。
!…はい!
よろしくお願いします。
すると突然、私の隣に、
リヴァイ兵長がどっしりと座った。
なあエレン、俺を憎んでいるか?
いっ、いえ…!
必要な演出として、理解しています…
なら良かった。
しかし限度があるでしょ!
歯が折れちゃったんだよ?ほら。
ひ、拾ったんですね…
拾うな、気持ち悪い。
これだって大事なサンプルだし…
抜けたのは奥歯か…?
エレン、口ん中見せてくれ。
!嗚呼。
口の中を見せてもらい、歯が無い部分を探すが、
それが全く見つからない。
ということは…
…歯が、もう生えてる…ってことか?
~ ~ ~
next→♡×15
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編集部コメント
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