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第1話

Prologue
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2018/08/27 14:53
―――――
夏が始まる前、友人――徠(らい)とカフェをしていた。



友人と言っても幼なじみだ。
ねー。今年の夏どうするー?
山とかいいけど海も捨てがたいよねー。
叶愛(かなえ)はカフェオレを堪能しながら叶愛の話を耳を傾けた。
叶愛
...もう夏休み計画? 
早くない?
早くない!
早めに計画立てとなきゃ!
損するぞーと言う徠。
叶愛
んー。どこも混んでそう...。
家でお泊まり会は?
えー?それじゃあ毎年恒例じゃん!
遠出しよーとうだうだとほざく徠。
叶愛
遠出って行っても県外は無理だよ?
部活もあるし...
...サボれば?
叶愛
...。
無言で圧力をかけた
ゴメンナサイ。ジョウダンデス。
ちゅーと最後までカフェオレを飲むとカランと氷の音が店に響いた。
叶愛
あっ。
カフェオレ...。
頼む?
叶愛
...いいや。
徠も叶愛に続くようにアイスティーを飲み干した。
―――さて、お会計して歩きながらでも、夏休みの計画立てようか
語尾にハートをつけると徠は、レジへと向かった。
叶愛
(...まぁ、徠らしいからいいけど)
叶愛は席を立ち、徠の跡へと続いた。
2人はこの後起こる"未来"を知らずに―

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