第15話

Story14
83
2018/08/29 03:41
律音
叶愛!よかった...。
律音
大丈夫か?
叶愛
うん。みんなは...?
律音
入口の所で待っているよ。
叶愛
そう。
律音
とその前に電話するか。そこに移動するか。
叶愛と律音は通行人の邪魔にならないように端に移動した。
律音
紅華?叶愛見つかったから今からそっちに行くから。
電話の報告が終わり、再び歩いた。
律音
見つかってなによりだ。
叶愛
その、ごめんなさい。
律音
謝る事はない。オレらもちゃんと見てなかったし、悪かったな。
叶愛
でも...
律音
次はぐれると困るしな...。そうだ!
するりと律音は叶愛の手を握った。
叶愛
え?
律音
こうすればはぐれないだろ?
ニカッと笑い手を引いた。
叶愛
...!!
叶愛
(人の熱気と風のせいだ...)
生ぬるい風が頬を伝い、2人は人混みを掻き分け出口へと向かった。
――――――――――――――
叶愛ぇぇぇぇぇ!!
叶愛
ぅ...!?
ごめんね。
徠と紅華の姿が見えると徠がこちらに気づき、ダッシュで叶愛に抱きついた。
紅華
無事に見つかってよかったわ。
叶愛
その、迷惑かけてごめんなさい。
大丈夫だよ!叶愛が無事でよかった〜
4人は無事に再会し、叶愛の別荘へと帰った。

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