第12話

Story11
58
2018/08/28 03:21
―――――――
叶愛と徠は着付けが終わり、2人が待っているエントランスへと足を向けた。
ごめんねー!待たしちゃって
紅華
おっ!
律音
2人とも似合ってるよ
本当!?ありがとー!
それじゃあ行こうか!
叶愛
そうだね。
コツコツコツと下駄を鳴らし、4人はお祭り会場へと向かった。
―――――――
紅華
すげぇ人だな
会場に着くと人が賑わい溢れていた。
叶愛
まぁ、そこそこ大きい祭りだからね。
律音
どうする?花火までまだ時間があるしなにか食べるか?
そうだね。叶愛、何にする?
叶愛
広島焼き
律音
...意外とガッツリいくんだな
叶愛
腹は減っては戦はできぬ
紅華
何と戦うんだよ
叶愛
花火の場所取り
叶愛、場所取りはあそこでよくない?
叶愛
徠が指を指したところに目をやると石垣の所だった。
律音
あそこなら角度的にいいな。
よし、紅華行ってこい!
紅華
なんでオレ!?
律音
紅華の分まで買ってきてやるから。な?
それと女子2人で行動させるのは少し危ない。
紅華
わーかったよ。じゃあ頼んだぞ
紅華は徠が指を指した所に向い、律音達は屋台へと移動した。
んー、いっぱいあって悩むね...
律音
そうだな。おっ、たこ焼き。
買ってくる?
律音
おう!ちょっと待ってろ!
律音がたこ焼きの列に並び、叶愛と徠は人に邪魔にならない所へと移動した。
いやー。叶愛ありがとう!
叶愛
ん?
律音くんの浴衣姿見れてよかったなーって!
叶愛
まぁ、協力するって言ったからね。出来る範囲だけ協力してあげる。
たわいもない話をしていると律音が帰ってきた。
律音
待たして悪いな。
ううん!じゃあ次の屋台回ろう!
屋台であれこれ買い3人は紅華の元へと急いだ。

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