第7話

♯7
854
2020/08/10 06:20
オムライスを持って、再び席に着く。
(なまえ)
あなた
さとみさん!ジェルさん!出来たよ!
私がそう言うと、2人は眉をひそめた。
Jel
なあ、なんで敬語は取れたのに呼び方そのまんまなん?
(なまえ)
あなた
え?呼び方?
Satomi
"さん付け"じゃん
俺たち的には"くん付け"とか"呼び捨て"とかそっちの方がいいなって。
同い年なんだしさ。
なるほどね。
そうやって言われてやっと理解が追いついた。
(なまえ)
あなた
あ〜…ごめんね
さとみくんとジェルくんって呼べばいい?
Jel
ん、そうそう。
それでええんよ
Satomi
ジェルお前何目線だよ
(なまえ)
あなた
今度こそ食べよう!
全員
いただきます!
我ながら上手く出来たわ、これ←
Jel
お、うっま
Satomi
それな、おいしい
(なまえ)
あなた
よかったです…!
…あっ、やばい、つい…。
Satomi
今、敬語使ったね?
Jel
んじゃ、後で罰ゲームな〜
えぇぇ…。
罰ゲームぅぅぅ…。
何されるんだろ?
なんか怖いなぁ…。
さっき罰ゲーム決まった時にも悪魔の微笑みしてたし…。
(なまえ)
あなた
…罰ゲームって何されるの
2人はまた悪魔の微笑みで
さとジェル
血をもらう
と言った。
(なまえ)
あなた
え…怖…
ところで2人とも吸う気…?
Jel
いやあ?
どっちか片方でいいけど…あ、俺さっきもらったからさとちゃんに譲るわ
(なまえ)
あなた
さっきっていつ…
あ、包丁…
Satomi
え、何、それこそ怖いんだけど包丁が何
さっきの騒動を知らないさとみくんが顔を青くしながら聞いてきた。
(なまえ)
あなた
私が少し指切った時にジェルくんが治してくれたんだよ
Satomi
そういえば怪我してたからもらったって言ってたな
Jel
そういうこと
いつの間にかジェルくんに渡したお皿は空っぽになっている。
さとみくんももうすぐ終わりそう。
一方私は半分くらい。
早すぎだよ、高校生男子の食事のスピードっ…!
Jel
さっき血もらった時気になったんやけど、あなたちゃんって、蜜血なん?
(なまえ)
あなた
…へ?蜜血?
親から聞いたことはある気がする。
私はすごく甘い、レアな血を持っているんだって。
そういえばよく吸血鬼に絡まれるけどお父さんがやっつけてくれたっけ…。お父さんも吸血鬼特別対策警察だから。
今となってはお父さんのこと嫌いなんだけどね。
(なまえ)
あなた
そうかもしれない
Satomi
なら…聞いたことある?
"蜜血姫と吸血鬼の伝説"
(なまえ)
あなた
…無いかなぁ…
Jel
それじゃあ説明しておいた方がいいから話すな
______________________________________
この小説のお気に入りが、私の書いている「いちごのおうじと鬼滅の刃」と並んでいてびっくりしましたw
合計閲覧数はこっちの方が多かったです。(8/10 朝時点)
まさかこんな短期間にここまで伸びるとは思ってませんでした…。
いつも見てくれてありがとうございますm(_ _)m
この小説はまだ続くのでこれからも楽しんでいただければ幸いです。
それではおつみなさっち!

プリ小説オーディオドラマ