第19話

♯19
561
2020/08/20 07:01
住んでいるアパートまで走って帰ってきた。



部屋のドアを開けて、寂しさに気付く。




苺音兄弟を置いて来てしまったからかもしれない。




まだ一緒に居て1週間が経つくらい。




なのにみんながいないだけでこんなにも心細くなるなんて。




私…一人暮らし平気なつもりだった。




だけど、もしかしたら違うのかもしれない。




もしかしたら、怖いのに意地を張っていたのかもしれない。




だから、数日前2人が茶番をしているのを見て安心したんだ。
だから、苺音3兄弟のやりとりが微笑ましかったんだ。
そして同時に、羨ましかったんだ。




人が近くにいることが




どれほど大切なのか




今、分かった。




探しに行かなくちゃ。




玄関で踵を返し、ドアを出る。
通学路を辿り、ななもりさんたちと会ったところまで記憶を頼りに進む。
大体この辺りだと思うところで立ち止まり、辺りを見回すけど、あの6人の姿はない。
(なまえ)
あなた
さとみくん…ジェルくん…莉犬くん…どこ…
ある程度探したところで2つの考えが頭をよぎった。
一つは、すれ違って、もうすでに帰った。
もう一つは、苺郷兄弟に連れ去られた。
前者であることを願いながら、また家まで走った。
途中で雨が降り出した。
でも、服が濡れるとか気にする余裕もなく走り続けた。
もうすぐ家に着くという◯◯マンションの前を通った時。
マンションから出てくる人がいることに気付かず、ぶつかってしまった。
???
いった…
(なまえ)
あなた
す、すみません!
謝りながらその人の方を向くと。
(なまえ)
あなた
さとみくんとジェルくん…⁉︎
さとジェル
あなたちゃん⁉︎
ぶつかった相手は、探していた2人。
私は、ここが道端だということも忘れて、2人に抱きついた。
私は
この2人がいないと
ダメみたいだ_________。
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展開おかしいって?
…しーらないっ((
次回予告誰を召喚しようかな…。
うーん…決まらんな…。
2話の雑談で、そのうちログイン限定にするって言ったきり忘れてましたけど、いつからログ限にしますか?
読者様の意見を聞きたいのでコメントお願いします!
選択肢は
1、♯20(明日)から
2、完結後
3、その他

3の場合はいつからがいいかも書いて欲しいです。
それでは、おつみなさっち!

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