住んでいるアパートまで走って帰ってきた。
部屋のドアを開けて、寂しさに気付く。
苺音兄弟を置いて来てしまったからかもしれない。
まだ一緒に居て1週間が経つくらい。
なのにみんながいないだけでこんなにも心細くなるなんて。
私…一人暮らし平気なつもりだった。
だけど、もしかしたら違うのかもしれない。
もしかしたら、怖いのに意地を張っていたのかもしれない。
だから、数日前2人が茶番をしているのを見て安心したんだ。
だから、苺音3兄弟のやりとりが微笑ましかったんだ。
そして同時に、羨ましかったんだ。
人が近くにいることが
どれほど大切なのか
今、分かった。
探しに行かなくちゃ。
玄関で踵を返し、ドアを出る。
通学路を辿り、ななもりさんたちと会ったところまで記憶を頼りに進む。
大体この辺りだと思うところで立ち止まり、辺りを見回すけど、あの6人の姿はない。
ある程度探したところで2つの考えが頭をよぎった。
一つは、すれ違って、もうすでに帰った。
もう一つは、苺郷兄弟に連れ去られた。
前者であることを願いながら、また家まで走った。
途中で雨が降り出した。
でも、服が濡れるとか気にする余裕もなく走り続けた。
もうすぐ家に着くという◯◯マンションの前を通った時。
マンションから出てくる人がいることに気付かず、ぶつかってしまった。
謝りながらその人の方を向くと。
ぶつかった相手は、探していた2人。
私は、ここが道端だということも忘れて、2人に抱きついた。
私は
この2人がいないと
ダメみたいだ_________。
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展開おかしいって?
…しーらないっ((
次回予告誰を召喚しようかな…。
うーん…決まらんな…。
2話の雑談で、そのうちログイン限定にするって言ったきり忘れてましたけど、いつからログ限にしますか?
読者様の意見を聞きたいのでコメントお願いします!
選択肢は
1、♯20(明日)から
2、完結後
3、その他
3の場合はいつからがいいかも書いて欲しいです。
それでは、おつみなさっち!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!