第30話

♯30
416
2020/09/22 08:00
そんなこんなで、私の順になった。
せんせー
はーい、2年女子並んでー
生徒
めんどくさい…
生徒
本当それな
整列係の先生の指示に従って文句を言いながらもぞろぞろと待機の列から出て行く女子に私も続く。
スタート位置に全員がつき、先生がピストルを構える。
せんせー
位置について…
よーい
ドンッ
その合図とともに一斉に駆け出していく。
熱気がムワッと顔にかかって暑い。
これ熱中症指数大丈夫なん?
日差し強いし…。
日焼け止め塗ってるけど心配だな…。
走りながらそんなことを考えていた。←何気にすごい
ふっと気付くと、1位、2位を争うくらいの順位を走っていた。
争ってる相手は、さっき睨んできた隣のクラスの子。
抜かし抜かされを繰り返し、最終コーナーへ差し掛かる。
その時。
(なまえ)
あなた
ドサッ
明らかに足をかけられて、派手に転んでしまった。
うわぁ、漫画とかでよくあるやつ(そんなこと言ってる場合じゃない)
すぐに立ち上がり追いかける。
が、惜しくも届かず2位だった。
(なまえ)
あなた
マジかぁ…
ゴールして1番最初に思ったのは、
自分が2位だったことに驚くよりも。
ズルした人が1位になることが許せない、という感情だった。
和歌
和歌
あなた!転んでたけど大丈夫だった⁉︎
和歌が駆け寄ってくる。
そして私の膝を見て言葉を失った。
和歌のその反応を見て、そんなに酷いのかと自分の足元を見ると、大きく擦りむいていた。
(なまえ)
あなた
大丈夫じゃないかも…あはは…
和歌
和歌
笑ってる場合じゃないでしょ!
救護テントもしくは保健室!
(なまえ)
あなた
はい…
一緒に行こうかと言う和歌。でも「和歌は次の競技に出るんだから行きなよ」と言って断り、1人保健室へと向かう。
怪我した場合、基本救護テントに行くんだけど、保健室は熱中症や大きな怪我などの重症者のために開放している。
救護テントじゃこんな怪我、処置しきれないと思って、保健室を選んだ。
(なまえ)
あなた
失礼します
せんせー
星影さんどうしたの…って、あら…
私の姿を見た先生は和歌と同じように言葉を途切れさせた。
せんせー
随分と派手に転んだのね…
手当てするから椅子に座って
私が椅子に座ると、先生はテキパキと道具を用意して、手際よく手当てしてくれる。
せんせー
できたよ
走れないことはないけど無理しないでね
あと…次の競技まで少し休んで行きなさい
そのままだと熱中症なるから
心配してくれた先生にお礼を言い、ベッドを借りる。
_____________________
9月22日




すとめも10から早1年…




私、みなさっちは




誕生日を迎えましたぁぁぁ!




いぇぇぇぇいっ




お祝いコメントまってまs((殴殴殴
ていうか誕生日同じ人見たことないんですよね
23日とかはいるんですけど。
ついでに宣伝←
サブ垢でイラスト部屋始めたのでよかったら見てくださいね!
おつみなさっち!

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