第26話

陽の思惑
96
2022/08/13 04:32
研究所ー地下2階ー
来夜達は廊下を進む。
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
…なあ、お前はどう思うんだ?
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
何がだい?
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
オハバリがミソギを連れていったわけ…
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
なに?好きな子取られた嫉妬?
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
ちげーよ
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
ふむ…そうだね。まあオハバリの考えもわからなくはないよ
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
ふーん、というと?
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
…その前に、構えろ
来夜が見つめる先には、武装している集団がこちらに向けて銃口を向けている。
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
どうやら侵入しているのはバレているみたいだね
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
それよりも、なんであんな奴らが研究所にいるんだ?
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
俺達みたいな奴らを排除するためにでもいるんだろ
3人は武器を取る。
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
くれぐれも殺さないように、気絶で済ませろ
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
了解
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
わーったよ
3人は交戦を始めた。
銃弾を斬り、来夜は鞘におさめた刀を振る。
凌成はスティレットで防弾チョッキの隙間を狙って刃を入れる。殺さない程度に相手を斬る。
雄貴は遠くからライフルで兵士の足を狙う。2人の邪魔をしないように…。
…………………………
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
これで終わりか
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
…下に行くにつれて邪魔は沢山入るだろう。警戒を怠らないように
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
それで、話の続きだけど…
ピピピピ…
氷浦
氷浦
〈交戦があってけど大丈夫か?怪我は…なさそうだな〉
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
〈平気だよ〉
野坂
野坂
〈何話してたんだい?〉
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
〈大したことではありません〉
野坂
野坂
〈なるほど、オハバリがミソギを連れていった理由を話してたんだね〉
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
〈知ってんじゃねーか!〉
水神矢
水神矢
〈君達の会話は通信機越しに全部聞こえてるよ〉
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
〈はぁ…〉
野坂
野坂
〈じゃっ、話を聞こうか〉
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
〈あんた達…〉
氷浦
氷浦
〈仕方ないだろ、俺達出番少ないんだから〉
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
〈それは脇役の宿…〉
メタい
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
〈おそらくオハバリは、ミソギの安全を思ってとった行動だと思います〉
野坂
野坂
〈へぇ…〉
野坂
野坂
〈たしかに、基山君と遺伝子上の関わりがある彼は、危険な立ち位置にあるといってもいいね〉
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
〈ああ、だからあいつ、比較的安全な方に…〉
氷浦
氷浦
〈えっ、でも相手の狙いがミソギだとしたら、真っ先に狙われるのはオハバリ達のほうだろ、なら安全も…〉
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
〈むしろそれが目的ということもありますね。一刻も早く謎を明らかにするために…〉
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
〈あいつらしいったららしいけどね〉
水神矢
水神矢
〈だとしたら、基山君達の方も心配だ。孤児院にいるとはいえ…〉
凌成(ヤソ)
凌成(ヤソ)
〈孤児院には恵と龍がいるはずだ。基山達なら大丈夫だろ〉
来夜(トコヨ)
来夜(トコヨ)
〈調べ物なら、オハバリ達の方に期待しましょう。僕達は、石の破壊に集中しよう〉
雄貴(ウズメ)
雄貴(ウズメ)
〈だな〉
ブツン…

プリ小説オーディオドラマ